リスティング広告代理店の選び方 | 費用や注意点をまとめて解説

リスティング広告を代理店に依頼する場合、どのような基準で選べば良いのか分からない方が多いと思います。

本記事ではリスティング広告代理店の選び方や失敗しないためのポイントを紹介します。
これから代理店に委託を検討している方はもちろん、すでに依頼中の代理店を見極めたい方も、ぜひ参考にしてください。

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目次

リスティング広告代理店に依頼できること

リスティング広告代理店に依頼できること

リスティング広告代理店に依頼できることは多岐にわたります。適切な代理店を選ぶことで、広告運用の効率化や成果向上を実現できます。以下では代理店に依頼できる主な業務内容を紹介します。

戦略立案

リスティング広告代理店では、広告運用の目的の明確化からKPIとKGIの策定まで戦略的なプランニングを行います。 キャンペーンを成功させるためには、明確な目標設定と戦略立案が不可欠です。優秀な代理店は、単に広告を出稿するだけでなく、ビジネス目標に合わせた戦略を提案してくれます。

具体的には以下のような戦略立案を依頼できます。

  • 広告運用における目標設定とKPI策定
  • ターゲット層の明確化と分析
  • 競合分析と差別化戦略
  • 中長期的な広告展開プラン

初期アカウントの設定

多くの代理店では、戦略立案から月次報告まで対応していますが、中には戦略立案はせずクライアントの要望通りに設定のみする代理店もあります。 広告アカウントの開設からアカウント構成の検討、初期設定までを代行してくれるため、リスティング広告に不慣れな企業でもスムーズに開始できます。

初期設定では以下のような作業を代行してくれます。

  • 広告アカウントの開設と基本設定
  • キーワード調査と選定
  • 広告グループ構成の設計
  • 広告文の作成
  • 入札戦略の構築

リスティング広告の運用・改善

リスティング広告は、より成果を出すためにも運用しながら改善を繰り返していく必要があります。 PDCAサイクルを素早く回し、データに基づいた継続的な改善が重要です。代理店はこのプロセスを効率的に実行してくれます。

運用・改善では以下の業務を依頼できます:

  • 入札単価の最適化と調整
  • パフォーマンス分析と改善施策の実施
  • キーワードの追加・除外
  • 広告文のA/Bテストと改善
  • 予算配分の最適化

リスティング広告の効果測定・レポート作成

定期的なレポーティングと成果報告は代理店の重要な役割です。優れた代理店は、単なる数字の羅列ではなく、パフォーマンスの分析と今後の改善策を提案してくれます。 週次や月次のレポートを通じて広告効果を可視化し、成果を報告してくれます。

効果測定・レポート関連では以下のサービスを受けられます。

  • 定期的な運用レポートの作成と共有
  • KPI達成状況の分析
  • CPAやROASなどの重要指標の評価
  • 改善策と次期施策の提案
  • ダッシュボードによるリアルタイムデータ共有

その他の施策

代理店には広告の遷移先であるLPやディスプレイ広告を行う際のクリエイティブの作成なども依頼できることが多いです。LPやクリエイティブの改善提案はされることが多いですが、そこから実際の制作に移る際には別途見積もりが発生します。

リスティング広告以外の媒体も運用しているかどうかは重要なポイントです。扱っている商材によっては、SNS広告などの他の媒体の方が効果的な場合もあります。

その他依頼できる施策には以下のようなものがあります:

  • ランディングページ(LP)の制作・改善
  • クリエイティブの制作(バナーなど)
  • SNS広告やディスプレイ広告の運用
  • SEO対策との連携
  • Webサイト全体の改善提案
  • マーケティング全般のコンサルティング

会社によってサービスの範囲は異なりますが、例えばリスティング広告の運用に限らず、集客全般の部分のご提案などもサービス内で行う代理店もあります。一方で、リスティング広告運用の最低限の部分しかやらない、そもそもリスティング広告以外のノウハウがなく集客全般のお話はできないといった代理店もあります。

代理店選びの際は、自社の目的やニーズに合わせて、どこまでのサービスを提供してくれるのかを事前に確認することが重要です。

リスティング広告代理店に依頼した場合の費用は?

リスティング広告代理店に依頼するための手数料は、多くの場合「初期費用+運用額の20%」です。

  • 広告費50万円/月の場合:手数料 → 10万円/月
  • 広告費100万円/月の場合:手数料 → 20万円/月
リスティング広告代理店に依頼した際の手数料

広告費が上がるほど、代理店に支払う手数料も高くなります。

広告費が高いと出稿する媒体が多くなるなど、工数が増えるためこのような料金形態を採用しているところが多いです。

とはいえ、代理店によっては下記のような内容で契約するところもありますので、事前の確認は必須です。

  • 手数料が10〜15%と比較的安い
  • 初期費用が掛からない
  • 手数料が固定
  • 成果報酬で行う

高いから悪い・安いから良いではなく、サービス内容に見合った金額なのかを判断するようにしましょう。

運用額の平均額は20万円/月

代理店を利用する際の月々の運用額の平均は20万円ほどです。

代理店によっては、最低の手数料を設けている会社も多いので、ある程度の運用額がないと手数料的に損をすることもありますのでその点は確認するようにしましょう。

それでも運用額は自由に決めることができますし、月ごとに調整することもよくあることです。

もちろん予算が少なすぎても効率的な運用が難しい部分もありますので、代理店と相談しながら決めることをおすすめします。

良いリスティング広告代理店とは?

結論、良いリスティング広告代理店とは、広告主(お客様)の成果・利益を軸に考えている会社です。

多くの会社において、リスティング広告に限らずウェブ広告を出す理由は、自社の利益を上げるためです。

その目的を達成するべく、パートナーとして共に伴走してくれて成果や利益を出す手助けをしてくれることが代理店側のあるべき姿ではないでしょうか。

代理店側の中には、例えば、自社の利益を上げるために本来であれば不必要な施策を提案したり、そもそも成果を出せない(出そうと考えていない)会社もあります。

そういった点から、弊社では、広告主の成果・利益を最重要視し、本当に必要な施策を提案・実行してくれる会社が良い代理店と考えております。

マクロな視点で言えば、広告主の成果・利益を軸に考えられる会社が良い代理店ではあるのですが、ミクロな視点だと下記のような特徴が挙げられます。

CPOまで追って費用対効果を報告している

リスティング広告において成果を出す上で重要な指標が「CPO」です。

「CPA」ではなく「CPO」です。

CPA(Cost Per Acquisition)
→Web上で測定できる行動(お問い合わせ など)にいくら掛かったのかという指標

CPO(Cost Per Order)
→実際の申し込みにいくら掛かったのかという指標

つまり、Web上で図れる指標だけの単価ではなく、実際の申し込みまでを追って効果を測ることが大切ということです。

そのためには、広告媒体の管理画面だけを見るだけではなく、CRM等の顧客管理データ見て、流入経路ごとのCPOを算出する必要があります。

それを元に今後の施策を考えることで、より解像度の高い数値で議論をすることが可能になります。

逆にCPOを測っていないということは、そのリスティング広告が本当に成果が出ているのかが不明ということになってしまいます。

弊社では実際の申込状況までお客様にヒアリングしたりCRMの権限をいただきCPOまで追うことを徹底しております。

このあたりの効果検証を徹底的に行なっているかどうかはリスティング広告の代理店を選ぶ上で重要です。

本当の課題を見出してくれる

  • リスティングを出すのが本当に正解なのか?
  • 集客の課題は?

と、リスティング広告を出す前提ではなく、その手前の話をしてくれるかどうかということです。

本当の課題は、広告運用ではなく、サイトやLPかもしれないし、もしかすると営業であったり社内の体制かもしれない…

その辺りの話をしてくれるかどうかは重要視しましょう。

事業として利益・売上を上げるために集客を行うので、担当者が同じ目線で話ができるかどうかはリスティング広告の運用を任せる上で非常に重要です。そういった意味で施策に囚われずにいかに事業の成果を上げていくという話ができるかを見極めたいところですね。

自社のサービス/商材の理解に勤しんでくれる

広告主のサービスや商材を理解することは、成果を出すために重要な部分です。
業界のビジネスモデルはもちろん、用語であったり広告主独自の仕組みであったりを理解する必要があります。

もちろんターゲットの理解も重要なのですが、サービス・商材も理解していないと今後の施策が提案できないし、スムーズなコミュニケーションもとれません。

成果が出るかどうかに大きくかかわる部分なので自社のサービス・商材を理解してくれようとしているかというところはぜひ重視したいところです。

レスポンスが早い

リスティング広告で成果を上げていくにあたって、代理店のレスポンスの早さは非常に大切です。

もちろん代理店側のレスポンスの早さも大切ですが、レスポンスが遅かったり社内調整に時間がかかる広告主は成果に繋がりにくいことがあります。

当たり前のことですが、弊社は、仕事をしていくうえでレスポンスを含めてコミュニケーション面は重要と考えております。

意外とレスポンスを重視していない(返信が遅い)代理店は多いので、注意しましょう。

信頼できるリスティング広告代理店の探し方

ここまで、リスティング広告代理店の選び方や選ぶ際の注意点を解説しました。

ただ、これらを全部満たしているような代理店を選ぶのは非常に難しいですし、そもそも一度契約をして対応を見ないと分からないことも多くあります。

ここでは、リスティング広告の代理店を探す際に、事前に確認できるような項目をまとめました。

知人の口コミや紹介

最も信頼性の高い探し方は、実際に代理店と取引経験のある知人からの推薦です。ビジネスパートナーや同業他社の担当者など、マーケティングに携わる知人に相談してみましょう。実際の利用体験に基づいた情報は非常に価値があります。

広告運用は専門性が高く、実際に依頼してみないと分からない部分も多いため、すでに成功体験を持つ人からのアドバイスは貴重です。その際、会社名だけでなく「どの担当者が優秀だったか」まで聞いておくと、より的確な選択ができます。担当者によってサービスの質が大きく異なることもあるため、可能であれば名指しで問い合わせることをお勧めします。

専門知識の発信に積極的な代理店を選ぶ

質の高いコンテンツを定期的に発信している代理店は、業界への理解と専門知識が豊富である可能性が高いです。代理店のウェブサイトやブログに、リスティング広告に関する有益な情報が定期的に更新されているかチェックしましょう。

最新のアルゴリズム変更や業界トレンドについての解説、実践的なテクニックの紹介など、価値ある情報を提供している代理店は、自社のマーケティング知識に自信を持っている証拠です。ただし、発信頻度や更新日も確認し、最新の情報に精通しているかも判断材料にしましょう。

リスティング広告代理店に依頼するメリット

リスティング広告代理店に依頼するには、手数料がかかります。

手数料を払ってでもリスティング広告代理店に依頼する価値は何があるのでしょうか。

大きく2点ほどありますので、下記で詳しく説明します。

リスティング広告に関するノウハウを持った状態でWeb広告施策を実施できる

リスティング広告の実施には、知識と経験が必要です。

何も分からないままリスティング広告を始めることは困難ですし、調べながら始められたとしても分析が不十分だったり、設定にミスがあれば、あまり効果が出ずに広告費を無駄にしてしまうかもしれません。

また、リスティング広告の設定には、Webのタグなどの知識も必要ですので、すべて正しく設定をして始めるのはかなりハードルが高いです。

その点、代理店に依頼することで、そのあたりのノウハウを持って手助けしてくれたり、実際の設定をしてくれます。

継続的に運用もしてくれますので、ノウハウが無くてもリスティング広告を続けて成果を追い求めることが可能になります。

リソースの削減に繋がる

また、リスティング広告の実施には、かなりのリソースがかかります。

特に慣れないうちは日々の業務の片手間にできるものではないです。

慣れていても業務をしながらのリスティング広告の運用ではおろそかになっていまう部分も発生しうるでしょう。

なのでリスティング広告運用の部分はアウトソースして、適宜代理店とも相談しながら進めることで、マーケティング全体を効率よく進めることができるのではないでしょうか。

たとえばリスティング広告の運用者を雇うのに、月50万円かかるとします。月50万円は月250万円の広告出稿と同じ手数料です。(手数料が20%の場合)

それ以下の広告費であれば、運用者を雇用するよりも安く依頼できるという考え方もできます。

もちろん一例なので、実際の金額の部分は各会社様で異なると思いますが、専任の運用者を雇うよりも安く済むばありますし、その運用者が辞めてしまうリスクなども回避することができます。

手数料を無駄だと考えず、マーケティングを効率的に進めるための費用として考えると代理店に依頼するのもひとつの手段だと考えられますね。

競合情報や業界動向の把握ができる

代理店は多くのクライアントの広告運用を行っており、業界全体の動向や競合他社の戦略についての知見を持っています。もちろん他社の機密情報を共有することはありませんが、業界の傾向やベストプラクティスについての情報は非常に有益です。

代理店を活用することで、業界標準のパフォーマンス指標を理解できるようになります。
例えば、競合他社の広告戦略に変化があった場合にも、代理店のモニタリングを通じて早期に把握し、適切な対応策を講じることが可能です。季節要因や市場トレンドについても、代理店は複数のクライアントデータから傾向を分析しているため、事前に予測して対策を立てられます。

同業種に限らず、類似業界での成功事例からの学びも代理店を通じて得られる貴重な情報源となり、新たな視点での広告展開につながるでしょう。これらの幅広い知見を活用することで、市場における自社の位置づけをより正確に把握し、効果的な広告戦略を立案することが可能になります。

自社で運用するメリット

リスティング広告は外部の代理店に依頼することも、自社内で運用することも可能です。代理店を利用するメリットがある一方で、自社運用にも独自の利点があります。ここでは、リスティング広告を自社で運用する場合のメリットを詳しく解説します。

社内にノウハウが蓄積される

リスティング広告を自社で運用する最大のメリットの一つは、広告運用のノウハウが社内に蓄積されることです。日々の運用を通じて獲得した知識や経験は、組織の重要な資産となります。

  • 自社の商品やサービスに特化した専門的な広告知識が蓄積される
  • 広告運用の経験が社内のマーケティング力全体の向上につながる
  • 人材の育成と社内のデジタルマーケティングスキル向上が図れる
  • 将来的な広告戦略を内製化する基盤ができる
  • 蓄積されたデータを他のマーケティング施策にも活用できる

長期的な視点では、このノウハウの蓄積が企業の競争力強化につながります。

コスト削減ができる可能性がある

代理店に依頼する場合は、広告費に加えて代理店の手数料が発生します。自社運用であれば、この手数料分のコストを削減できる可能性があります。

  • 代理店手数料が不要になる
  • 小規模な予算でも効率的に運用できる
  • 社内リソースの有効活用ができる
  • 広告費の増減に応じた柔軟な予算調整が容易
  • 長期的には人件費とのバランスで総コスト削減につながる可能性がある

ただし、担当者の人件費や教育コスト、ツール導入費用などを考慮する必要があります。

迅速な対応と意思決定ができる

自社運用では、市場の変化や競合の動きに対して迅速に対応できるメリットがあります。代理店を介さないため、決定から実行までのスピードが向上します。

  • 広告内容や戦略の変更をすぐに実行できる
  • 突発的なキャンペーンやプロモーションにも柔軟に対応できる
  • 社内の意思決定プロセスが簡略化される
  • 試行錯誤のサイクルを短縮できる
  • 実験的な取り組みも気軽に試せる

特に変化の激しい業界や、季節変動の大きい商材では、この迅速性が重要な利点になります。

自社運用に向いているケース

すべての企業に自社運用が適しているわけではありません。以下のようなケースでは自社で運用した方が費用対効果が高い可能性もあります。

  • 既にデジタルマーケティングの知識やスキルを持つ人材がいる
  • 長期的に広告運用のノウハウを社内に蓄積したい方針がある
  • 小規模な広告予算で、代理店手数料が負担になる場合

自社運用と代理店利用のどちらが適しているかは、自社のリソース、予算、専門性、ビジネス目標などを総合的に判断する必要があります。

自社運用から始めて段階的に移行するアプローチ

必ずしも自社運用か代理店利用かの二者択一ではなく、段階的なアプローチも選択肢の一つです。

  • 初期は小規模予算で自社運用を開始し、基本的な知識を習得する
  • ある程度の規模になったら、専門的な部分を代理店に依頼する部分最適化
  • 代理店のコンサルティングを受けながら自社運用を行うハイブリッド型
  • 代理店に一定期間依頼した後、ノウハウを学んで内製化する段階的移行
  • 定型的な運用は自社で行い、戦略立案や分析のみ外部の専門家に依頼する

自社の成長段階やリソースに合わせて、最適な組み合わせを検討することが重要です。

リスティング広告代理店を選ぶ際の注意点をチェック

リスティング広告の代理店を選ぶ際の、注意点をまとめました。

これらに注意することで、代理店選びに失敗する確率を限りなく減らすことが可能です。

Web専業の広告代理店であるか確認する

リスティング広告の運用を依頼する際は、Web広告に特化した代理店を選ぶことが重要です。総合広告代理店の中には、テレビや雑誌などの従来型メディアが主力で、Web広告部門のスキルや経験が不足している場合があります。

また、Web制作会社がリスティング広告運用サービスを提供しているケースもありますが、制作と運用では必要なスキルセットが異なります。Web専業の広告代理店であれば、リスティング広告に関する専門知識と実践経験が豊富である可能性が高いでしょう。

広告アカウントの開示ができるか確認する

代理店が運用する広告アカウントを広告主側も閲覧できるかどうかは、非常に重要なポイントです。一部の代理店では、自社のノウハウ保護を理由に、クライアントに広告アカウントの閲覧権限を与えないことがあります。

しかし、透明性のある運用を担保するためには、アカウントの共有が望ましいでしょう。運用状況を常時確認できれば、どのようなキーワードで広告が配信されているか、予算はどのように使われているかなど、重要な情報を把握できます。アカウント開示ポリシーについては、契約前に必ず確認しておきましょう。

担当者の経歴を確認する

広告運用の質は担当者の質によってほとんど決まります。そのため専門知識が豊富で、コミュニケーション能力が高く、レスポンスの早い担当者であることが重要です。

また、担当者が頻繁に変わる代理店では、一貫した運用戦略を維持するのが難しくなります。契約前のミーティングでは、以下のような点を確認しておくと良いでしょう。

  • 担当者のリスティング広告運用経験年数
  • 自社と同業種・同規模の企業での運用実績
  • 担当者の変更頻度や、担当者が変わる場合の引継ぎ体制
  • 専任チームで対応するか、営業担当者が運用も兼任するか

リスティング広告代理店に依頼する前に行うべきことは4つ

「リスティング広告の代理店に依頼をしたいけど、どんな準備をすればいいのか分からない」という方に向けて、リスティング広告の運用依頼時にやっておくべき準備を下記にまとめました。

  • 課題・目的の整理
    • 現状どのような課題があり、どんな目的でリスティング広告を開始したいのかをまとめておくと打ち合わせがスムーズになります。
      そもそも今のフェーズでリスティング広告が適しているのかという手前の部分の話や、運用していくとしたらどのようなやり方を取っていくのかという具体的なお話ができるようになります。
  • 広告予算の確認
    • リスティング広告を配信するとしたら、どのくらいの予算を考えているのかは事前に確認しておくと良いでしょう。
      予算によってはやれることが変わってきたり、リスティング広告以外の施策を実施するほうが効率がよいという話にもなることがあります。
  • 一次情報の準備
    • 代理店側が事業会社側に一番聞きたいことは、「一次情報」つまりエンドユーザーの声です。
      アンケートや口コミなどの情報があると代理店としては運用に対する解像度が高まり、結果よりよい成果を目指せる可能性が高くなります。
  • ランディングページの有無の確認
    • リスティング広告の配信で使えるようなランディングページがあるのかどうかはまとめておくと良いでしょう。
      なければ作成に時間と費用がかかりますし、あるとしても改善点をピックアップして修正する必要があるなど、事前の準備が必要となる場合が多いですので、効率よく配信を進めるために準備をしておくことをおすすめします。

目標と予算設定の考え方

リスティング広告代理店に依頼する前に、最も重要なのは自社の広告目標を明確にすることです。目標が具体的であればあるほど、代理店はより効果的な提案ができます。

  • 具体的な数値目標を設定する:月間問い合わせ数、コンバージョン数、商品販売数など
  • 目標達成までの期間を決める:3ヶ月、半年、1年などのタイムラインを設定
  • KPIを明確にする:CPA(顧客獲得単価)、ROAS(広告費用対効果)、クリック率など

上記の内容は、もちろん代理店に相談しながら決めることもできますが、自社である程度整理しておくことでより具体的な議論ができるようになります。

このあたりは事業側の目標数値から逆算することができますし、それが必要ですのでWeb広告の出稿を検討するタイミングで社内で考えておくことをおすすめします。

リスティング広告代理店に関するよくある質問

広告アカウントの開示はしてもらえる?

広告アカウントの開示が可能かどうかは会社によります。

  • 権限を渡して自由に見られる
  • 別のレポートツールなどを通して自由に見られる
  • 月1のレポートのみの提示

上記のような様々なパターンがありますので、依頼をしようと考えている会社がどのような方式を取っているのかを事前に確認することおをおすすめします。

リスティング広告代理店を変えることはできる?

可能です。

ただし、広告アカウントの移行ができるかどうかは前の代理店次第になります。

新たに広告アカウントを作成しリスティング広告を始めることもできるのですが、学習データが活用できないため成果が出るまで時間がかかることがございます。

リスティング広告代理店の契約期間は一般的にどのくらいですか?

多くの代理店では3ヶ月〜1年の契約が一般的です。初期設定費用がかかる場合は、最低契約期間を設けていることが多いです。ただし、代理店によって異なるため、事前に確認が必要です。

リスティング広告を解約する場合、どのような条件がありますか?

一般的には1ヶ月〜2ヶ月前の事前通知が必要です。また、最低契約期間内の解約では違約金が発生する場合があります。契約書の解約条項を必ず確認しましょう。

レポートはどのくらいの頻度で提供されますか?

一般的には月次レポートが基本です。代理店によっては週次や隔週などのペースでレポートを提供することもあります。特に初期段階では頻繁なレポーティングを依頼するのが効果的です。

弊社では月次のレポートと、1日毎に広告数値が更新させるダッシュボードを用意しております。

とはいえレポートの提供自体に意味はなく、レポートを元に課題を上げ要因を特定して次の打ち手を考えることに意味があります。

これらを代理店と広告主側で話し合い、より広告効果を高めていく動きができるのが理想です。

レポートにはどのような内容が含まれますか?

本的には以下の内容が含まれます。

  • 広告費用と予算消化状況
  • インプレッション数、クリック数、クリック率
  • コンバージョン数とコンバージョン率
  • CPCとCPAなどのコスト情報
  • キャンペーンごとの効果、キーワードごとの効果
  • 改善提案
代理店に依頼して効果が出ない場合はどうなりますか?

はじめに、効果が出ないことは起こり得ることです。

普通の代理店であれば、そこから効果が出ない原因を分析し、改善策を提案します。

改善が見られない場合は、戦略の見直しや目標の再設定などを提案するべきです。契約前に、効果が出ない場合の対応方針を確認しておくことをおすすめします。

良いリスティング広告代理店の選び方 | まとめ

リスティングを始めとするウェブ広告の代理店選びは非常に大切です。

成果を重視し、良きパートナーになるような代理店を選ぶことで、事業の拡大に繋がります。

弊社では成果を最重要視し、リスティング広告に限らずウェブマーケティング全体を支援することを得意としていますので、ウェブ集客に課題を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

Web集客に課題を感じている方へ

お客様のサービス・業種・ご状況にあわせて最適な施策をご提案いたします。

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