SNS広告のメリット・デメリットを3点で解説 | 媒体別の特徴や効果も紹介

SNS広告は、LINEやInstagram等の各種SNS上に配信できる広告です。

他のWeb広告とは異なる特徴がありますので、SNS広告のメリット・デメリットを整理しておくことで実施の判断の参考になります。

本記事ではSNS広告のメリット・デメリットを整理しつつ、各種SNS広告ごとのメリットやデメリットも解説します。

  • 多彩なターゲティングが可能
  • フォロワーを増やすのにも使える
  • ビジュアルでの訴求が可能

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目次

SNS広告の3つのメリット

SNS広告のメリットは下記3つ。

  • 多彩なターゲティングが可能
  • フォロワーを増やすのにも使える
  • ビジュアルでの訴求が可能

これらを順番に解説していきます。

多彩なターゲティングが可能

当たり前かもしれませんが、SNS広告は、「SNS」のデータを用いたターゲティングが可能です。

通常Web広告は、推測された性別や年令などのデモグラフィックデータや、推測された興味関心などのデータを用いてターゲティングをして配信をします。

それに比べてSNSは、もちろん同じようなターゲティングもできるかつ、「SNS」上の行動データを用いたターゲティングも可能です。

  • 特定のアカウントをフォローしている人をターゲティング
  • 特定の投稿にアクションをしている人をターゲティング
  • 特定のジャンルアカウントや投稿のエンゲージメントが高い人をターゲティング

上記のようなSNS上での実際のアクションを元にターゲティングをすることが可能です。

そのようなターゲティングをすることで成果が上がるのかはやってみないと分からないところではありますが、他のWeb広告と比べてターゲティングの幅が広がるのは大きなメリットと言えます。

Web上での行動よりもSNSでの行動のほうがよりユーザーの心理状況を反映しているような場合もありますのでSNS広告を実施するのであればこのようなターゲティングも検討することをおすすめします。

フォロワーを増やすのにも使える

SNS広告は、単に商品やサービスを宣伝するだけでなく、フォロワーを増やす手段としても非常に効果的です。

そもそも企業がPRや販促としてSNSを使用する場合は、フォロワーを増やしつつ接点を作り、継続的に商品やサービスの魅力を伝えるということが目的であるようなケースが多いです。

もちろんオーガニック(自然な投稿)やキャンペーン等でフォロワーを増やすこともできますが、SNS広告を使うことで効率的にフォロワーを増やすことができます。

言い方を変えると、広告によってターゲットとなりうるユーザーに対して強制的にインプレッションを増やすことができます。

本来広告は一時的な接触で使われることが多いのですが、SNS広告ではフォロワーの獲得ができるため、獲得したユーザーに対してその後継続的にアプローチすることができるのは大きな特徴でありメリットと言えます。

逆に、広告によってフォロワーを増やしても、その後の接触を怠ってしまうとせっかく費用をかけて獲得したフォローが無駄になってしまう可能性があるので、獲得したユーザーをフォローできるような体制を整えておくことも重要です

ビジュアルでの訴求が可能

SNS広告は画像や動画といったフォーマットがメインの配信です。

基本的にテキストでの訴求となるリスティング広告とは違い、ビジュアルで様々な表現をして商材の訴求が可能です。

また、画像での配信は他のディスプレイ広告でも可能ですが、SNS広告は占有率の高い配信をすることができるのも特徴です。

SNS広告の多くは、基本的には画面いっぱいにその広告だけが表示される状態ですので、インパクトの高い表現をすることができますね。

インプレッションの質が高いと表現することもできます。

逆にディスプレイ広告では、(特にPCだと)画面の端に表示され全く目立たないといったこともありえます。

また、SNS広告では動画も多く使用されています。

動画では情報量を多くして商材のアピールをすることが可能なため、商材の存在を知らせるとともに魅力を伝えてターゲットを行動させることも可能です。

また、最近ではInstagramやTikTokなどでショート動画の閲覧が増えています。

ショート動画を用いた広告を使用することでそういったシーンに入り込むこともできるので、そこもSNS広告ならではの特徴と言えるでしょう。

SNS広告の3つのデメリット

SNS広告のデメリットは下記3つ。

  • 画像や動画を用意する必要がある
  • 設定や運用に知識が必要
  • 商材によっては相性が悪いこともある

これらを順番に解説していきます。

画像や動画を用意する必要がある

SNS広告では、視覚的に目を引く画像や動画が重要な役割を果たします。

そのため、そこまで凝ったものである必要はないもののある程度品質の高いクリエイティブを用意することが重要です。

しかし、これには時間やコストがかかることがデメリットとなります。

特に、小規模な企業や予算が限られている場合、プロのデザイナーに依頼したり、専門的なツールを使って自作したりするための予算が足りないこともあります。

また、画像や動画はターゲット層に合った内容にする必要がありますので、コピーやクリエイティブの作成ノウハウがないと自社のみの体制ではなかなか実施しにくいことも多くあります。

設定や運用に知識が必要

SNS広告だけに限った話ではないですが、Web広告を効果的に運用するためには、広告設定やターゲティングに関する深い知識が求められます。

しかし、これらの作業は初心者にとってハードルが高く、専門的なスキルがないと効率的な運用が難しくなることがあります。

さらに、広告運用は一度設定しただけで完了するわけではなく、定期的な分析や改善が必要です。

データを基にした調整や最適化を怠ると、予算の無駄遣いにつながり、期待する効果を得られないことがあるため、注意が必要です。

代理店などのWeb広告のプロに依頼をすることで解消できることではありますが、そのためには予算がかかりますので慎重に検討する必要があります。

商材によっては相性が悪いことも

SNS広告は特定のターゲット層にリーチするのに優れていますが、全ての商材がSNS広告に適しているわけではありません

特に、SNSユーザーの特性に合わない商材や、購買行動が長期にわたるB2Bビジネスでは、SNS広告が効果的に機能しないことがあります。

B2Bにおいては、リードを取る目的でFacebook広告が利用されることは多くあります。

SNSはある種衝動買いのような、感情に訴えるビジュアルや即決型の購買に適した商材は効果を発揮しますが、専門的で高価格な製品やサービスの場合、短期間でのコンバージョンは期待しにくいです。

また、一概には言えませんがユーザー層が若年層に偏るプラットフォームも多く、高年齢層をターゲットとした商材の場合は、他の広告媒体との併用が必要になることもあります。

SNS広告 | 媒体別のメリット・デメリット

ここでは、日本における主要なSNSである下記のSNS広告ごとのメリットやデメリットを解説します。

  • Meta広告
  • X広告
  • LINE広告
  • TikTok広告

共通するようなメリットやデメリットもありますが、各媒体特有の特徴もありますのでぜひ参考にしてください。

Meta広告のメリットとデメリット

Meta広告はFacebookとInstagramに広告を出せるプラットフォームです。

Facebook広告は、ユーザーの年齢、性別、興味関心、行動履歴などをもとに高精度なターゲティングが可能で、B2BやB2Cの幅広いビジネスに活用されています。

また、Instagram広告は、特にビジュアルを重視した広告が強く、20代から30代の若年層や女性ユーザーに対するプロモーションで効果を発揮します。

Meta広告はSNS広告の中でも成果が出やすく、CPAが安くなりやすいというのが大きなメリットです。

Meta広告は他の広告媒体に比べると少し設定項目が多く複雑です。正しい設定ができておらず、配信結果に影響するようなこともありえます。

デメリットとはいえないものの、上記の点は注意する必要があります。

自社で運用できる体制が整っていない場合は、広告代理店といったプロに任せることも検討しましょう。

X広告のメリットとデメリット

X広告は、ハッシュタグや話題性を利用したキャンペーンが行いやすく、特にイベントや新製品の告知に効果的なことが大きなメリットです。

ユーザーが積極的に情報をシェアする傾向があるため、拡散力が高く、瞬時に話題を作りたい場合に向いています。

特に話題性のあるような広告や、自然な投稿に類似した形で面白みのあるような内容の広告ですと、そもそものクリック率が上がる可能性が高いかつX上における他のユーザーからの拡散や口コミも広がりやすい傾向にあります。

反対に、他の媒体と同じようなクリエイティブでは効果が出にくく、X独自のカルチャーに合ったようなクリエイティブを作成しなければならないのはデメリットとも言えるでしょう。

LINE広告のメリットとデメリット

LINE広告は、国内の圧倒的なユーザー数を誇るプラットフォームです。

LINEは日常的に利用されるコミュニケーションアプリであり、高いリーチ力を誇り様々な世代に配信できることが大きなメリットです。

また、LINEはYahoo!と統合が進んでおり、Yahoo!広告のデータの連携ができることもメリットと言えます。

デメリットではありませんが、LINE広告は商材次第ではあるものの、一番はじめに実施するべき広告ではないことが多いです。

いきなりLINE広告をはじめてもCPAが合わず成果が出ないことがありますので、まずは顕在層を狙えるようなリスティング広告や、比較的成果が出やすいMeta広告などでクリエイティブや訴求の効果検証をすることをおすすめします。

TikTok広告のメリットとデメリット

TikTok広告は、短い動画コンテンツで若年層への強力な訴求力を持つのが大きなメリットです。

とはいえ意外と高い年齢の方もTikTokを見ているということも知られていますので、どのような商材でも配信を検討する余地はあります

特に10代から20代のユーザー層が多く、ショート動画を活用した美容系やエンタメ性の高い商品やサービスのプロモーションに適しています。

しかり、TikTokの広告はショート動画向けの広告を作成する必要があり、他の広告と同じ内容の広告だと成果が出にくいことがあることにはデメリットと言えます。

SNS広告のメリット・デメリット | まとめ

本記事ではSNS広告のメリット・デメリットを比較しながら解説しました。

  • 多彩なターゲティングが可能
  • フォロワーを増やすのにも使える
  • ビジュアルでの訴求が可能

SNS広告にはもちろんデメリットもありますが、リソースやノウハウのような問題は代理店に依頼をすることで解消することもできます。

弊社では成果を重視したWeb広告運用代行に取り組んでおります。

「SNS広告に取り組みたいけどどうすればいい?」のようなざっくりした相談でも問題ございませんので、お気軽にご相談ください。

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