LINE広告にかかる費用は?相場や予算の決め方を解説

スマホ利用者のうち8割が利用するアプリLINEに広告を配信することができるLINE広告。

広告枠も徐々に拡大しており、相性はあるものの成果も出やすい広告媒体です。

そんなLINE広告を始める際に気になるのが「費用」。

「どのくらいお金がかかるものなのか」また「どのくらいお金をかけるべきものなのか」。

本記事ではLINE広告の料金について掘り下げて解説しています。

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目次

LINE広告の費用は自由

LINE広告は数百円から自由に設定した金額で始められます。

広告費は配信した分だけかかる従量課金制なので、費用は自由に設定できます。

基本的には「日予算」として、1日に使う予算をあらかじめ決めて、その範囲内で広告が配信されます。

さらに、広告はあらかじめ配信する期間を設定したり、好きなタイミングで即時停止することが可能なため誤って大量の金額を使ってしまうようなこともまず起こりません。

どちらかというと重要なのは「いくらかかるか」ではなく「どのくらいかければいいか」という点です。

LINEの友だち追加を目的とする「友だち追加広告」の利用には最低10,000円の費用が必要なことには注意が必要です。

LINE広告の費用が決まる仕組み(課金方法)

LINE広告では、主に下記の3種類の課金方法があります。

  • クリック課金
  • インプレッション課金
  • 友だち追加課金

これらは、配信の設定をする段階で選択することができます。

クリック課金は広告がクリックされるごとに金額が発生して、インプレッション課金は広告の表示ごとに金額が発生する仕組みです。

多くの場合はクリック課金で広告を配信することが多く、イメージ広告等で表示回数などを重視する場合を除いてはクリック課金での利用がほとんどです。

また、LINE広告には「友だち追加広告」というLINE公式アカウントの友だち追加を目的とした広告が存在します。

その機能を使用する際は「友だち追加課金」という友だち追加された段階で費用が発生するような課金方法も使用できます。

LINE広告の費用の目安

LINE広告の課金方法ごとのそれぞれの単価の目安が下記になります。

  • クリック課金:1クリック 30円〜200円
  • インプレッション課金:1000表示 200円〜1000円
  • 友だち追加課金:1追加 100円〜200円

大半の広告で使われるクリック単価については、他の媒体やSNS広告と大差はありません。

またこれらは単価ですので、ここから「どのくらいのアクセスがほしいか」「どのくらいの友だちがほしいか」などの観点から逆算して費用を決めます。

さらに、アクセスのあとの「問い合わせ率」「購入率」、「LINE公式アカウントの友だちの平均顧客単価」などを元に、どれだけ売上・利益に繋がるかなどをシミュレーションをすると、より解像度を上げて費用を決めることができます。

先にシミュレーションなどの計画を立てておくことで、どれだけシミュレーションからずれているのかも分かり、その後のアクションを考えるうえでの判断の指標にもなりますね。

LINE広告の費用の相場

企業がLINE広告を出す場合、月額10万円~30万円ほどの金額帯で実施することが多いです。

LINE広告の配信金額自体は自由ですが、正直にお話すると10万円/月〜を目安としたある程度の金額は見込んでおくことをおすすめします。

主な理由は下記の2つ。

  • 予算が少ないと得られるデータも少ないため効果検証がしにくい
  • 予算が少ないとコンバージョンが少なくなり機械学習がうまく進まず広告効果の低下に繋がる

LINE広告では40件 / 月のコンバージョンがあると、自動入札がうまくワークすると言われています。

自動入札で必ずしも成果が上がるわけではありませんが、効率が上がる可能性はありますので、目安として考えておくといいでしょう。

相場から予算を決めるのは本質ではありませんが、予算を決める際の参考にはなるはずですので、ぜひ参考にしていただければと思います。

LINE広告の費用対効果を改善する方法

LINE広告の費用対効果を改善する方法は様々ですが、ここでは効果の高いものを3つご紹介します。

ターゲティングを見直す

LINE広告において1番成果が出る可能性が高いターゲティングが「リターゲティング」です。

リターゲティングは、一度自社のサイトに訪問したユーザーを狙い、再度広告を表示できるようなイメージです。

サイトの中の特定のページや特定の行動をしたユーザーのみに配信することも可能です

まだリターゲティングを実施していないのであればマストで設定すると効果が出る可能性が高いです。

逆にリターゲティングを実施している場合で費用対効果が合っていない場合は、その他の改善をしていることは前提ですが、そもそもLINE広告で費用対効果が合わないこともあります。

その場合は、リスティング広告といった費用対効果が高くなりやすいものから初めて訴求のテストをするなど、LINE広告の実施自体を一旦停止するといった選択も検討しておきましょう。

また、顧客データやサイト訪問したユーザーから類似ユーザーを推測してターゲットとして設定できるような機能もありますので、一度試してみるもの1つの手です。

クリエイティブの改善をする

LINE広告において、クリエイティブ(画像・動画)の内容は成果に大きく影響します。

  • ターゲットに合ったコピーになっているか
  • クリエイティブの雰囲気はターゲットに合っているか
  • ユーザーにとってクリックするメリットはあるか
  • 訴求は魅力的なものになっているか
  • ABテストをして効果の検証ができているか

上記のような内容をチェックして、よりいいクリエイティブがないかを考えてみることはとても重要です。

自動入札を利用する

LINE広告では、広告オークションの入札方法として、「自動入札」と「手動入札」の2種類があります。

手動入札は、入札単価を手動で決めて固定して入札するような方法ですが、自動入札だと機械学習を用いて自動で入札額が調整されていきます。

必ずしも自動入札のほうが費用対効果が良くなる保証はありませんが、手動入札で成果が出ているのであればよりよい成果が目指せる可能性はあります。

しかし、自動入札の利用にはある程度のコンバージョン(イベント)が必要ですので、はじめのうちは手動入札で改善を繰り返して、効果を高めていくような動きを取っていきましょう。

広告グループ単位で30日間に40件のイベントを目指すことが自動入札を活用するポイントと言われています。

参考:入札方法と入札価格について

LINE広告の費用はに関するよくある質問

LINE広告の費用の支払い方法は?

LINE広告の支払いには、基本的にはクレジットカードのみ使用可能です。

LINE広告の費用が消化されないときは?

LINE広告を開始しても費用が消化されないときは、様々な原因が考えられます。

  • 支払い方法の設定ミス
  • クレジットカードの限度額
  • ターゲットが狭すぎる
  • 広告の審査に落ちている
  • 配信開始したばかりでまだクリックがされていない
  • 予算が少なすぎる

どうしても消化されないときはサポートに問い合わせることも検討しましょう。

LINEは個人でも実施できる?

可能です。

LINE公式アカウントさえあれば実施があれば手軽に配信をすることができます。

LINE広告の費用 | まとめ

LINE広告は、利用ユーザー数の多いLINEで精度の高いターゲティングを用いた効率的な配信ができるプラットフォームです。

本記事ではLINE広告の費用について掘り下げて解説しましたので、実施を検討している方はぜひ参考にしていただければと思います。

とはいえ、LINE広告の配信には専門的な内容が多く、正しく設定してそのうえ成果を出していくには知識が必要です。

弊社ではそのような企業様に向けて無料で現状の広告配信の診断も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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