Instagramのリール広告 | 特徴や費用、成果を出すポイントを解説
Instagramのリール広告は、縦型ショート動画サービス「リール」の面に配信する動画広告です。
そんなインスタ広告のリール広告について、本記事では下記の内容を解説します。
- リール広告の特徴やメリット
- リール広告で成果を出すポイント
- リール広告の配信方法
インスタ広告のリール広告の配信を検討している方は、より成果をだすためにもぜひ参考にしてください。
Instagramのリール広告 | 特徴やメリット
Instagramのリール広告の特徴は下記の3つ
- Instagramのリールに表示される
- 通常のリールと同じようなフォーマットで表示される
- 動画で情報量を多く載せられる
これらを順番に詳しく解説します。
Instagramのリールに表示される
Instagramのリール広告は、リールの合間合間に表示されるような形で配信されます。
リールは縦型ショート動画と呼ばれる、15秒~1分ほどの短い動画を連続で見ることができるようなフォーマットです。
上方向にスワイプすることで、アルゴリズムにより自身の興味のありそうな動画が自動的に連続で表示されるような仕組みのため、思わず長く見てしまうという方も多いのではないでしょうか。
リール広告はそんなリールの間に表示されるため、広告ではない動画に溶け込むことも広告を見てもらう上で重要です。
通常のリールと同じようなフォーマットで表示される
リール広告は基本的には動画で、通常のリールとほとんど同じように表示されます。「いいね」もできますし、設定次第ですがコメントも可能です。
リールの合間に表示され、スキップしようと思えばすぐに上方向にスワイプしてスキップできるのもリールと同様ですね。
唯一違うのは、CTAが表示されること。「詳しくはこちら」などの文言とともに、リンク先を設定してユーザーを遷移させることができます。
動画で情報量を多く載せられる
動画による広告は静止画と比べて載せられる情報量に圧倒的な差があります。
ショート動画とはいえ、15秒ほどの時間はありますので、シナリオ次第ですが認知から興味を引き出し購買意欲の醸成まで可能です。
そもそもショート動画は自分で見たい動画を選ぶのではなく、アルゴリズムによって次に見る動画が決まりますので、「新たな発見」という側面があります。
そのため、知らない商品の広告であろうとクリエイティブ次第でユーザーを引き込むことが可能です。
Instagramのリール広告の費用は?
Instagramのリール広告を始めるにあたって必要な費用は下記の2つ。
- クリエイティブ作成費用
- 広告配信費用
それぞれの金額の相場や詳細を解説します。
クリエイティブ作成費用
クリエイティブの作成費用は、制作会社によってもピンキリですが、数万円~十数万円が相場です。
素材の撮影から編集までを依頼するのであれば、10万円前後の制作費を想定しておくとよいでしょう。
モデルを使用するような撮影であればさらにモデルへの出演料がかかりますので、安くとも数十万円の費用が必要です。
ただし、リール広告のクリエイティブであれば、自作することも可能です。
リール広告においては、テレビCMとは違いプロが作ったようなクオリティの高い広告を配信する必要はありません。他の、広告ではないリール動画と同じように、むしろ素人っぽさが残るようなクリエイティブでも成果が出ることがあります。
自作するのであれば制作費はほとんどかからず、その分広告配信費用に回すことができるので、特に始めのうちはクリエイティブを自作することも検討することをおすすめします。
広告配信費用
リール広告は、Meta広告という広告配信プラットフォームを用いて配信します。
Metaは運用型広告の一つで、決められた金額などはなく数十円から自由な金額で配信することができるため、広告配信費用については任意の金額を設定することになります。
目安としては、月10万円の広告配信費用があれば、少なすぎることはなく普通に配信できるようなイメージです。
もちろん数万円からでも配信すること自体は可能ですが、広告配信費用が少なすぎると成果が出にくいだけでなく得られるデータも少ないため効果検証が行えないというデメリットがあります。
インスタグラムの広告の費用に関する詳しい解説は下記の記事もご覧ください。
Instagramのリール広告で成果を出すポイント
リール広告で成果を出すポイントは下記の4つ。
- 開始1秒でユーザーの興味を引かせる
- 流行りのフォーマットに合わせる
- 素材にこだわりすぎない
- オファーを盛り込む
開始1秒でユーザーの興味を引かせる
ショート動画のクリエイティブで大切なのでは、とにかく始めの数秒です。その段階でユーザーにとってなにか気になる要素がなければすぐに離脱されてしまいます。
冒頭に目を引くビジュアルやキャッチーなコピーを持ってくることで一旦離脱を防ぐことが非常に大切になります。
後半に向かって盛り上がるようなクリエイティブではなく、まず第1に最初の数秒に盛り上がりを作るようなイメージのクリエイティブを作成するようにしましょう。
流行りのフォーマットに合わせる
ショート動画は、その時々によって流行りのフォーマットが存在します。
- 曲であったり
- 動画の構成であったり
- ナレーションの仕方であったり
すべての広告を流行りに合わせてつくる必要はありませんが、現状、何が流行っているのかを把握しておくことはとても大切です。
素材にこだわりすぎない
ブランディングを見越して公式っぽく綺麗なクリエイティブにしたいのであれば話は変わりますが、他のリール動画と同じように若干素人っぽい映像のほうがユーザーは見慣れているので広告感なく閲覧させることができます。
プロが撮ったような洗練された映像は、かえって広告としての違和感を生むことがあります。
他の方が投稿したリールを観察することで、違和感のないクリエイティブ作成を目指しましょう。
Faccebook広告ライブラリというページで、他の広告主が出向している広告動画として使用されているクリエイティブが確認できますので、こちらも合わせて確認することもおすすめです。
オファーを盛り込む
リール広告には、視聴者を行動に誘導するためのオファーを盛り込むことが大切です。
例えば、下記のような具体的なメリットを提示することで、視聴者の興味を引き、行動を促すことができます。
- 期間限定のセール
- 割引クーポン
- プレゼントキャンペーン
オファーの有無でクリック率がグッと上がることもありますので、できる限りユーザーにとって魅力的なオファーをつけるようにしましょう。
Instagramでリール広告を出す方法
Instagramのリール広告は、基本的にはMeta広告マネージャーから配信します。
下記の記事で解説している通り、スマホのアプリやMeta Business Suiteからでもインスタ広告を出すことはできます。
しかし、Meta広告マネージャー以外から設定すると、配信面の指定が細かくできず、リール以外にも表示されてしまう可能性があります。
それで問題ないのであればいいのですが、リール面だけに広告を出したいということであれば、Meta広告マネージャーの使用をおすすめします。
まずはMeta広告マネージャーを開きます。
まだMeta広告マネージャーを利用したことがない方は下記から利用を開始しましょう。
https://www.facebook.com/business/tools/ads-manager
キャンペーン画面の左上のボタンからキャンペーンを作成します。
目的選択の画面が出てくるので、自社の広告配信の目的に合わせて選択するようにしましょう。
次に広告セットを作成します。広告セットは広告をまとめる箱のようなもので、ターゲットやコンバージョン、配信面の指定がメインになります。
今回はインスタグラムにリール広告を出す方法ですので、配信面の指定を「Instagram リール」にします。
広告の設定では、事前に作成したリール広告用の動画素材を入稿していくような作業になります。
また、既存のリール投稿などをそのまま広告に利用することもできます。
Meta広告の設定等でお困りの場合は、弊社の無料相談をぜひご利用ください。
Instagramのリール広告 | まとめ
Instagramのリール広告は、アルゴリズムによって決められた縦型ショート動画が連続で表示されるようなリールの合間に広告を出すことができます。
リールならではの文化や空気感を抑えてクリエイティブを作成することで制作に費用をかけるような綺麗なクリエイティブではなくとも成果を出すことが可能です。
他社の広告をリサーチするだけではなく、リールで流れているような動画を普段から観察して流行りや人々が注目するポイントを抑えることが大切ですね。
Instagramのリール広告の実施を検討されている企業様はぜひ弊社の無料相談をご利用ください。
広告設定やクリエイティブの疑問点から成果を出すためのポイントまで、なんでもお答えさせていただきます。