Web広告の3つのメリット/デメリット | マス広告と比べた特徴とは
Web広告はインターネットのありとあらゆる面に広告を出すことが可能です。
Web広告は今ではマス広告の広告費を超えて、プロモーションにおいてメインの広告となっています。
そんなWeb広告ですが、まずは始める前にその特徴やメリット・デメリットを把握しておくことが大切。
本記事でWeb広告のメリット・デメリットを分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
- 細かいターゲティングが可能
- 効果測定が可能
- 改善を高速で行える
Web広告の3つのメリット
Web広告のメリットは下記3つ。
- 細かいターゲティングが可能
- 効果測定が可能
- 改善を高速で行える
これらを順番に解説していきます。
細かいターゲティングが可能
Web広告の最大の利点の一つが「細かいターゲティングが可能」という点です。
Web広告と対比されるマス広告も、ターゲティングができないわけではありませんが、出稿する面を調節するようなWeb広告と比べると粗いターゲティングになります。
その点Web広告は、配信面に加え、「どのような人」に広告を出したいかをかなり細かく選択することができます。
代表的なのは下記のようなターゲティングです。
- デモグラフィックターゲティング
-
人口統計学的な属性のターゲティングです。
性別・年齢・居住地域などが代表的です。
他にも年収や家族構成などを指定できるような媒体やメニューもあります。
- サイコグラフィックターゲティング
-
心理学的な属性のターゲティングです。
インターネット上の行動履歴に基づいた情報からユーザーの興味関心を推測してターゲティングに使用することを指します。
- 行動履歴に基づいたターゲティング
-
サイコグラフィックターゲティングも実質行動履歴に基づいたターゲティングではありますが、ここでは主にリターゲティングのことを指します。
一度自社のサイトに訪れたユーザーに対して再度バナー等でアプローチをするようなターゲティングです。
他にも様々なターゲティングが可能ですが、できる限り細かくターゲティングをすることが必ずしも成果に繋がるわけではないことには注意が必要です。
効果測定が可能
Web広告はマス広告と比べて、効果測定を詳細に行うことができます。
むしろ効果測定を行わないとWeb広告の強みを活かせないと言ったほうが良いかもしれません。
- どれだけ表示されたか
- どれだけクリックされたか
- どれだけお問い合わせがされたか
- どれだけ商品が購入されたか
上記のような数値をほぼリアルタイムでモニタリングすることができます。
Web広告は機械学習を進めることで効果を改善する設計になっており、効果測定をしつつ、さらに効果を良くするための改善が行われるような動きをとることができます。
効果測定をすることで費用対効果を正確に算出できるのはマーケティング施策を進めるうえで強みになります。
改善を高速で行える
Web広告は迅速な改善をすることができます。
代表的な理由は下記です。
- リアルタイムで数値が分かるから
- 同一条件下でABテストをすることができるから
- マス広告のようなリッチなクリエイティブが必要ないから
- 数千円から出稿できるから
特にバナー画像や動画などのクリエイティブが必要ないリスティング広告は、テストマーケティングのような形で利用することもできます。
- 比較的気軽に出稿できる
- データが取れる
上記の点はWeb広告ならではの強みと言えるでしょう。
Web広告の3つのデメリット
Web広告のデメリットは下記3つ。
- Web広告に関する知識が必要
- 運用のリソースが必要
- フェーズによっては効果が出ない
これらを順番に解説していきます。
Web広告に関する知識が必要
正直に申し上げるとWeb広告を配信するのは誰でも可能です。
ただし、正しい知識を持って配信しないと、下記のような理由から成果が出ない可能性が非常に高くなります。
- 効率の悪い方法を取ってしまう
- 設定にミスがある
広告プラットフォームに関する知識やクリエイティブ・ツール等、Web広告に関する正しい知識と経験がなければ効果的な運用はできませんので、注意が必要です。
運用のリソースが必要
Web広告を運用するには、時間と人のリソースが必要です。
専任の担当者がいるのであればまだしも、他の業務をされている方がWeb広告を運用するのはなかなか骨が折れます。
継続的にモニタリングをしたりキャンペーンの管理をする、いわゆるWeb広告の運用には手間がかかり、他の業務をしながらだとなかなか対応できません。
商材や事業のフェーズによっては成果がでない
Web広告は万能ではなく、商材との相性が悪かったり事業のフェーズによっては期待した効果が得られないことがあります。
分かりやすいところでいうと、「リスティング広告を出稿するにしても『そもそもキーワードが存在しない』ような市場」などです。
また、自社の商品の認知度が足りない状態ですと、リスティング広告やリマーケティング広告などの、獲得に特化したメニューでは一定の成果が出るかもしれませんが徐々にシュリンクしてすぐに効果がでないようなことも想定されます。
現状を把握して、「そもそもWeb広告を実施するべきなのか?」という視点は常に持っておく必要があります。
代表的なWeb広告の種類と相場
代表的なWeb広告の種類別に課金方式や相場、特徴を一覧表でまとめました。
広告の種類 | 課金方式 | 単価の相場 |
---|---|---|
リスティング広告 | クリック課金型 | 平均クリック単価:¥50~¥2,000 |
ディスプレイ広告 | インプレッション課金型 ※一部クリック課金型 | 平均クリック単価:¥10~ |
SNS広告 | クリック課金型 インプレッション課金型 | 平均クリック単価:¥30~ |
動画広告 | 視聴課金型 | 平均視聴単価:¥1~50 |
記事広告 | 保証型 | 記事単価:¥10万~数100万 |
アフィリエイト広告 | 成果報酬型 | 平均単価:商品価格の1~10% |
それぞれの特徴や詳細は下記の記事で解説しています。
Web広告のデメリットは専門家へ依頼することで解消できる
さきほどWeb広告のデメリットの一部として下記を挙げました。
- Web広告に関する知識が必要
- 運用のリソースが必要
また、自社でWebの運用を行っている企業様では、下記のような失敗もよく見られます。
- ありがちな広告文
- 何を言いたいのか分からないLP・サイト
- そもそも当たり前の設定ができていない
- タグ・GAの設定がうまくいっていない
- 情報のキャッチアップが間に合っていない
これらについては、広告代理店などのWeb広告の支援会社へ依頼をすることで解消することが可能です。
もちろんその分の手数料はかかりますが、ノウハウやリソースがない中で無理に社内で運用を行うよりも成果が出る可能性は高くなります。
代理店に払う手数料を自社でやることでコストカットしたとして、それで成果が出なければ意味がないので、メリット・デメリットを考えながら判断するのがよいかと思います。
結局、Web広告は実施するべき?
ここまでWeb広告のメリットやデメリットを解説しましたが、結論Web広告は実施したほうがいいのでしょうか。
もちろん様々な条件を加味する必要はあるのですが、基本的には実施する方がよいと考えます。
まず、Web広告はマス広告に比べて低コストで始められるので、販促をする際にはスモールスタートができるからという点が挙げられます。
さらにリスティング広告やリターゲティング広告などの獲得に向いているメニューでは効率よく成果を出せる可能性が高いです。
大量の予算をかけてマス広告を打ち出すよりも、少量の予算から効果測定やテストができるWeb広告を実施する方が適切なことも多くあります。
とはいえ、状況によっては広告自体を実施するべきではないということも考えられますので、事業全体を考慮した判断が必要なことも意識しておきましょう。
弊社では、Web広告の実施を検討する際、自社の利益ではなくお客様目線での判断を最優先にしておりますのでまずはお気軽にご相談ください。
Web広告のメリット・デメリット | まとめ
本記事では、Web広告のメリット・デメリットを比較しながら解説しました。
- 細かいターゲティングが可能
- 効果測定が可能
- 改善を高速で行える
Web広告にはもちろんデメリットもありますが、リソースやノウハウのような問題は代理店に依頼をすることで解消することもできます。
弊社では成果を重視したWeb広告運用代行に取り組んでおります。
「Web広告に取り組みたいけどどうすればいい?」のようなざっくりした相談でも問題ございませんので、お気軽にご相談ください。