Instagram(インスタ)広告にかかる費用は?相場や予算の決め方を解説
インスタ広告は、Instagram上で表示される広告で、ビジュアルに優れたコンテンツを通じて見込み顧客を集めるための有効な施策です。
そんなインスタ広告を始める際に気になるのが「費用」です。
「どのくらいお金がかかるものなのか」また「どのくらいお金をかけるべきものなのか」
本記事ではそのあたりを掘り下げて解説しています。
Instagram(インスタ)広告の費用は自由
インスタ広告は、数百円から任意の金額で開始できます。
インスタ広告をはじめとするWeb広告の大きな特徴は、固定の価格設定がないこと。
広告費は、配信した分だけかかる従量課金制となっています。
そのため、「インスタ広告の費用はいくら?」という質問に対しては、「自由に設定が可能」ということになります。
どちらかというと重要になるのは「いくらかかるか」ではなく「どのくらいかければいいか」という議論ですね。
基本的には「日予算」という形であらかじめ日に使う予算をあらかじめ決めておいて、その範囲内で1日ごとに配信されるというイメージです。
また、広告は即時停止することもできるので、好きなタイミングで停止することも可能です。
Instagram広告の費用が決まる仕組み(課金方法)
Instagram広告では、主に下記の2種類の課金方法があります。
- クリック課金(CPC方式)
- インプレッション課金(CPM方式)
これらは、配信の設定をする段階で選択することができます。
クリック課金は、ユーザーが広告クリックするごとにクリック単価が決まり課金される方式です。
またインプレッション課金は、広告の表示に対して課金される方式です。
クリック課金の方が優れているように感じますが、Instagram広告において、クリック課金はあまり使われることはありません。
売上や獲得を重視したような広告配信では、インプレッション課金の方が成果が出ることが多く、基本的にはインプレッション課金で費用が発生すると考えておくのがよいでしょう。
Instagram広告の費用の目安
Instagram広告を配信した場合にかかる費用の目安を紹介します。
Instagram広告を配信する際、目的として多いのが、「Webサイトへの誘導」もしくは「フォロワーの獲得」です。
どちらもその先に「問い合わせを獲得したい」などの大本の目的があるかもしれませんが、一旦目指す部分としてその2つが挙げられます。
Instagram広告を実施する際の、それらの単価の目安が下記になります。
- Webサイトへの誘導(クリック):1クリック 100円〜500円
- フォロワー獲得:1フォロワー 100円〜200円
あくまで平均的な値を集計した目安で、様々な要素によってぶれることはありますが、だいたいこのような単価感ということは覚えておくといいでしょう。
また前述した通り、どれだけ費用をかけるかは自由に設定できますので、「どのくらいのアクセスがほしいか」「どのくらいのフォロワーがほしいか」などの観点から逆算して費用を決めるようなイメージです。
その先の利益にどれだけ繋がるかもシミュレーションして、Instagram広告にどれだけ費用をかけられるかを決めるのが理想ですね。
Instagram広告の費用の相場
とはいえ、結局相場はどのくらいなの?と気になりますよね。
企業がインスタ広告を出す場合、費用のレンジで一番多いのは月額数万円~30万円ほどです。
日予算に換算すると~10,000円ほどになります。
特にインスタ広告を最初に始める際はこのあたりの金額から始めることをおすすめします。
- 最初から多くの費用をかけるよりも、まずは正しい運用をしながら仮説検証を繰り返す。
- そして目標を達成できるようになったら予算を上げる。
そのようなサイクルで進めていくと大きな失敗にはなりません。
とはいえ、最初の予算が少なすぎると「広告が出ない」 ⇒ 「クリックされない」 ⇒ 「Webサイトへのアクセス増加やフォロワーの獲得ができない」⇒「仮説検証ができない」という負のサイクルになってしまいます。
相場から予算を決めるのは本質ではありませんが、予算を決める際の参考にはなるはずですので、是非参考にしていただければと思います。
Instagram広告の費用対効果を改善する方法
目標それに達しないことも多くありますが、重要なのはどのように目標に近づけていくかということです。
インスタ広告の改善方法は大きく分けて4つの項目に分けて考えることができます。それぞれの項目を改善することで費用対効果も改善することが可能です。
全体設計
広告文・ターゲティング・アカウントの細かい設定ではなく、それ以前の計測や事前分析の部分をチェックします。
全体設計はインスタ広告全体の礎であり、この部分が甘いと特に成果が繋がりづらいため、整理することが大切です。
- どのような商材なのか
- どのようなターゲットなのか
- 競合他社はどのような訴求をしているのか
広告設定
広告管理画面上で、基本的な項目が正しく設定されているかチェックします。
インスタ広告をはじめとするWeb広告は、設定項目が多くヌケモレが発生しがちです。ひとつずつ見直して、適切な設定がされているかを確認する必要があります。
- 正しくターゲットの設定ができているか
- 正しく計測の設定ができているか
- 正しく画像や広告文の設定ができているか
クリエイティブ(広告文・画像・動画)
広告文やビジュアルはユーザーが最初に目にする部分です。
訴求の見直しや、広告クリエイティブのチェックを行うことでCTRの改善を狙うことが可能です。
- ターゲットに合ったコピーになっているか
- クリエイティブの雰囲気はターゲットに合っているか
- ユーザーにとってクリックするメリットはあるか
プロフィール・リンク先ページ
例えばWebサイトへリンクする場合、そのページの内容がその後の購買や問い合わせの行動に大きく影響を与えます。
またInstagramのプロフィールにリンクする場合、プロフィールの内容、投稿の内容がフォロー率に大きく影響を与えます。
それらが微妙なものになっていると、広告の成果に大きく悪い影響を及ぼしますので、リンク先の内容は徹底的に改善していくことが重要です。
Instagram広告を代理店に依頼する場合の費用相場
ここまでインスタ広告自体の費用について説明してきましたが、代理店に依頼する場合は広告費に加えて代行手数料がかかります。
代理店に依頼する際の手数料は、一般的に広告費の20%が相場です。
例えば、広告費が月30万円の場合、代行手数料はその20%にあたる6万円となります。つまり、月に36万円を支払うことで代理店に広告運用を委託することになります。
代理店によっては初期費用や最低手数料が設定されていることもあるので、依頼前に料金体系を確認することが重要です。
高いから悪い、安いから良いというわけではなく、サービス内容に見合った金額かどうかを判断することが大切です。
また、自分たちでインスタ広告を出せば広告費のみで済むのに、代行手数料を支払う価値があるのかと疑問に思うかもしれません。
確かに、広告配信費に加えて追加の費用が発生します。しかし、インスタ広告の運用には手間と時間がかかり、専門的な知識が必要です。
自社で行う場合、専属のスタッフでなくてもその分の人件費がかかり、効果的な設定ができず結果が出ないことも多いです。
成果を求めるのであれば、プロに依頼することも選択肢の一つとして考えておくことが大切です。
Instagram広告の費用に関するよくある質問
- Instagram広告はスマホから配信する場合でも費用は同じ?
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Instagram広告はスマホから配信することも可能です。
その際は簡易的な設定のみ行えるようなイメージですが、基本的には費用は変わらないと言えます。
自由に金額や期間を設定できます。
ただし、PCから配信する場合と異なり、詳細な設定ができません。
その詳細な設定によってクリック単価やインプレッション単価が微妙に変わる可能性も否めませんので、完全に同じではないことには注意が必要です。
- Instagram広告の費用の支払い方法は?
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- PayPal
- クレジットカード
- デビットカード
- オンライン銀行振込
Instagram広告の支払い方法は下記の4つから選べます。
- Instagram広告の費用が消化されないときは?
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Instagram広告を開始しても費用が消化されないときは、様々な原因が考えられます。
- 支払い方法の設定ミス
- クレジットカードの限度額
- ターゲットが狭すぎる
- 広告の審査に落ちている
- 配信開始したばかりでまだクリックがされていない
- 予算が少なすぎる
どうしても消化されないときはサポートに問い合わせることも検討しましょう。
- Instagram広告は個人でも実施できる?
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可能です。
配信するだけであればスマホからでも簡単に実施することができます。
Instagram広告の費用 | まとめ
インスタ広告は、Web広告の中でもビジュアルコンテンツに特化しており、ユーザーの関心を引きやすいメニューです。
正しく改善を行って成果を高めるために、ぜひ本記事を参考にしてください。
とはいえ、Web広告はインスタ広告ひとつを取っても専門的な内容が多く、移り変わりも早いため自社で取り組んでいてもなかなか成果につながらないケースが多いです。
そのような企業様に向けて無料で現状の広告配信の診断も行っておりますので、お気軽にご相談ください。