インスタ広告の出し方ガイド | 3種類の配信方法と注意点を解説
インスタ広告は、Instagram上で表示される広告で、ビジュアルに優れたコンテンツを通じて見込み顧客を集めるための有効な施策です。
そんなインスタ広告の出し方について、本記事では下記の内容を解説します。
- インスタ広告の3種類の出し方について
- インスタ広告を配信する具体的な手順
- インスタ広告を出す際の注意点
インスタ広告の配信を検討している方は、損をしないためにもぜひ参考にしてください。
インスタ広告の出し方は3種類
Instagram広告には、主に3種類の出し方があります。
- スマホのアプリから
- Meta Business Suiteから
- Meta広告マネージャから
下に行くほど少し手間のかかる出し方になりますが、その分自由度が高く高度な設定ができるようなイメージです。
それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
スマホのInstagramアプリから
一番手軽にInstagram広告を出す方法が、スマホアプリからになります。
- スマホのアプリだけで配信できる
- 設定項目が少なく簡単に配信できる
- Facebookページがなくても配信できる
- 設定項目が少なく高度な設定はできない
- 既存の投稿を用いた広告配信しかできない
スマホのアプリから少し設定をするだけで簡単に広告配信ができるのが一番大きな特徴でありメリット。
ただし、既存のフィードやストリーズなどの投稿をそのまま用いた広告しか配信できませんので注意が必要です。
成果出ている投稿を用いてさらなるリーチを見込みたいときに手軽に配信することができる方法ですね。
Meta Business Suiteから
Meta Business SuiteはFacebookやInstagramアカウントのデータを一元管理して閲覧可能なツールです。
Facebookページがあれば広告配信も可能なため、ある程度手軽に始められる方法です。
- すでにMeta Business Suiteを使用している方は使いやすい
- インスタアプリからの配信よりも高度な設定ができる
- インスタアプリから配信した広告のデータが確認できる
- Instagramのアカウントがなくても配信できる
- 広告配信にはFacebookページが必要
- Meta広告マネージャーよりも設定項目が少なく高度な設定はできない
すでにMeta Business Suiteを使用しているのであれば、オーガニックのデータと合わせて広告のデータも見られるため、おすすめの配信方法です。
とはいえMeta広告マネージャーよりかは詳細な設定はできないため注意が必要です。
Meta広告マネージャから
一番高度な設定ができるのがMeta広告マネージャーです。
弊社をはじめ、多くの広告代理店はMeta広告マネージャーを使用して広告配信をしています。
- 他の配信方法に比べて高度な設定ができる
- Facebookページが必要
- 広告アカウントが必要
- 他の方法と比べて配信方法が複雑
Meta広告マネージャーからの配信では、下記のような広告配信設定を詳細に行うことができます。
- ターゲット
- 配信面
- クリエイティブ
- コンバージョン
成果を目指すうえで、上記のような内容は詳細にカスタマイズすることが必要です。
他の方法で成果が出ないわけではありませんが、様々な観点から考えてしっかりと広告運用をするのであればこの方法がおすすめです。
インスタ広告の出し方の手順を紹介
インスタ広告の具体的な配信方法を、下記のそれぞれの場合に合わせて解説します。
- スマホのアプリから
- Meta Business Suiteから
- Meta広告マネージャから
スマホのInstagramアプリから
スマホのInstagramアプリからの配信開始手順は下記のようになります。
「設定」>「アカウント」から、通常のアカウントから「プロアカウント」へ切り替えることができます。
プロアカウントで切り替えることで、投稿を非公開にすることができなくなったりするので注意が必要です。
- プロフィールにアクセス
- ウェブサイトにアクセス
- メッセージを送信
上記の中から広告配信の目的を選択します。広告を見た方に何をしてほしいのかということを考えて選択するようにしましょう。
自動でターゲットが決まる「おすすめのオーディエンス」もしくは自分でターゲットを選択する「カスタムオーディエンス」からオーディエンスを選択します。
Meta Business Suiteから
まずはMeta Business Suiteを開きます。
まだMeta Business Suiteを利用していない方は、下記から利用を開始しましょう。
https://www.facebook.com/business/tools/meta-business-suite
「設定」>「アカウント」から、通常のアカウントから「プロアカウント」へ切り替えることができます。
プロアカウントで切り替えることで、投稿を非公開にすることができなくなったりするので注意が必要です。
既存のコンテンツで、投稿を選択した場合は、表示される項目を設定していけば簡単に配信を開始することができます。
ここでは、画像やテキストなどを設定して実際に配信される広告を作成します。
難しい項目はなく直感的な操作で作成できますので、特段迷うようなことなく設定可能です。
1日の推定クリック数や予算等もこの画面で設定できるので、気を付けて設定するようにしましょう。
Meta広告マネージャから
まずはMeta広告マネージャーを開きます。
まだMeta広告マネージャーを利用したことがない方は下記から利用を開始しましょう。
https://www.facebook.com/business/tools/ads-manager
キャンペーン画面の左上のボタンからキャンペーンを作成します。
目的選択の画面が出てくるので、自社の広告配信の目的に合わせて選択するようにしましょう。
広告セットを作成する際に気をつける点は下記の3点。
- コンバージョンイベントを設定する
- アトリビューションをクリックから7日間に変更する
- 配信面を変更する
コンバージョンイベントについては、事前に設定しておく必要があります。
コンバージョンイベントを設定していないと、計測ができないだけではなく機械学習による最適化が行われませんので、Meta広告マネージャーから配信する以上必ず設定するようにしましょう。
アトリビューションについては、必ず設定する必要はないものの、設定していないとインプレッションによるビュースルーコンバージョン等もコンバージョンに入ってしまいますので変更することをおすすめします。
配信面については何が最適化は商材や用意するクリエイティブなど様々な状況によってことなりますが、弊社では成果の観点から下記の配信面を選択することが多いです。
- Instagram/Facebook フィード
- Instagram/Facebook ストリーズ
- Instagram/Facebook リール
- Instagram発見タブ/発見ホーム
配信面を細かく設定できるのもMeta広告マネージャーから配信するメリットですので、忘れずに設定しておきましょう。
広告の設定では、事前に作成したクリエイティブを入稿していくような作業になります。
もしくは既存の投稿などをそのまま広告に利用することもできます。
画像や動画だけでなく、テキストやCTAも設定することができますので、訴求なども事前に用意して入稿するようにしましょう。
最後にリンク先の設定とともに、URLパラメーターを設定することができますが、GA4等の計測ツールで正しく計測するためにもしっかりと設定しておくようにしましょう。
Meta広告の設定等でお困りの場合は、弊社の無料相談をぜひご利用ください。
必ず知っておきたいインスタ広告を出す際の注意点
インスタ広告を出す際の注意点は下記の4つ
- 目的・目標を決める
- 計測設定を行う
- ターゲットを絞りすぎない
- クリエイティブにこだわる
目的・目標を決める
インスタ広告を開始する際は、しっかりと目的・目標を決めたうえで始めるようにしましょう。
- ウェブサイトから商品を買ってほしい
- フォロワーを増やしたい
- 問い合わせを増やしたい
上記のように、どんな目的でインスタ広告を始めるのかを定めておきます。
また、その上で下記のような具体的な数値目標を立てておくようにしましょう。
- どのくらい商品を購入してほしいのか(その場合1点につきいくらの広告費が出せるのか)
- どのくらいフォロワーを増やしたいのか(1フォロワーいくらで獲得したいのか)
- 問い合わせを増やしたい(1問い合わせをいくらで獲得したいのか)
これらの数値は、遡ると目標売上や利益のような数値から逆算して出すことになります。
初めにしっかりと目標を立てておいて、ズレがあれば修正する。もしくは配信自体をやめるといった次のアクションまで考えながら配信できるのが理想です。
計測設定を行う
上記のような目標を立てても、それが計測されていなかったら立てた目標が無駄になってしまいます。
フォロワーの獲得であれば、特に計測設定をしていなくても広告管理画面上で効果測定ができます。
しかし、問い合わせや商品の購入など、一旦InstagramやFacebookのSNSから出てしまうような行動を計測するには、計測設定が必要です。
そのためにはMeta広告マネージャーを使用する必要がありますので、基本的にはMeta広告マネージャーを使用することをおすすめします。
ターゲットを絞りすぎない
インスタ広告を配信できるMeta広告は、機械学習やターゲティング精度に優れた広告媒体です。
年齢や性別などのデモグラフィックデータ以外を特に指定しないようなブロード配信でも成果が出ることが多くあります。
反対にターゲティングの際に興味関心などを過度に設定してしまうと、Meta上で行われる機械学習の幅が狭まってしまい成果が出にくくなるようなこともあります。
ターゲットを絞って無関係な方に広告を表示させたくない気持ちも分かりますが、基本的にはターゲットは絞りすぎないようにすることを意識しておくとよいでしょう。
クリエイティブにこだわる
インスタ広告で成果を出すうえで重要なのはクリエイティブです。
クリエイティブは基本的には画像や動画などになりますが、そこでの訴求やデザインなどで大きく成果が変わります。
- どのような商材なのか
- その商材はどのようなターゲットなのか
- ターゲットのどんな悩みを解決するのか
- そのうえでどのような訴求にするのか
いきなりクリエイティブを作成するのではなく、事前に上記のようなことを考えたうえで、何パターンか用意してテストを行いながら配信するような取り組みがおすすめです。
インスタ広告はいくらから出せる?
インスタ広告には特に最低出稿金額はありません。金額は自由に設定可能です。
1日に使用する日予算をあらかじめ決めておいて、おおよそその金額に近づくように消化されていくようなイメージです。
もちろん好きなタイミングすぐに停止もできますし、あらかじめスケジュールを決めておいて配信するようなことも可能です。
インスタ広告の費用については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
インスタ広告の出し方 | まとめ
本記事ではインスタ広告の出し方について解説しました。
インスタ広告は専門的な内容が多く、移り変わりも早いため自社で取り組んでいてもなかなか成果に繋がらないケースが多いです。
そのような企業様に向けて無料で現状の広告配信の診断も行っておりますので、お気軽にご相談ください。