Instagram広告のターゲティング | 種類や成果を最大化するポイントを解説

すでにInstagram広告を実施している方や、これから始めようと思っている方はInstagram広告の正しいターゲティングについて理解できていますか?

Instagram広告はMeta広告から配信しますが、Meta広告は様々なWeb広告媒体の中でも少し特殊な類ですので、他の広告媒体のターゲティングとは抑えるべきポイントが異なります。

本記事ではそんなInstagram広告のターゲティングについて、種類や成果を最大化するポイントを紹介します。

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目次

Instagram広告のターゲティングの種類

Instagram広告はMeta広告という広告媒体から配信することができますが、Meta広告で選択できる主なターゲットの設定は下記。

  • デモグラフィック
  • 詳細ターゲット
  • スタムオーディエンス

これらの詳細を順番に解説していきます。

デモグラフィック

デモグラフィックのターゲット設定は、Instagram広告のターゲティングの中でも基本的なターゲティングになります。下記のような人口統計学的な属性を選択することができます。

年齢

18歳~65歳(65歳以上)までを1歳刻みで細かく指定することができます。

性別

「女性のみ」・「男性のみ」・「すべて」から指定することができます。

地域

国・県・市区町村を複数組み合わせて指定することができます。また、そこから円状に範囲を指定できる半径指定も可能です。

言語

使用する言語をしていることもできます。とはいえ、言語については、その言語を選択している方が基本的にターゲットになってしまいます。

どういうことかというと、「日本語」を選択している方は、日本人ではなく日本語を勉強している海外の方が選択している場合が多いですよね。

日本人はわざわざ日本語に設定することなくデフォルトの設定で日本語になっていますので、ターゲットから外れることもあります。

特殊な場合を除いて言語は設定しないことをおすすめします。

広告セットのオーディエンス設定から下記のように設定することができます

これらはどのような広告媒体でもできるような基本的な設定ですが、後に紹介する詳細ターゲット設定において、下記のようなデモグラフィック的なターゲットも加えて設定することも可能です。

  • 子どもの有無
  • 学歴
  • 収入
  • 仕事

詳細ターゲット設定

詳細ターゲット設定は、名前の通り非常に詳細にターゲットの指定ができる項目です。

Meta社が下記のようなデータを集計してターゲティングとして利用できるものになります。

  • クリックする広告
  • やり取りをするページ
  • デバイスの利用状況や旅行の好みなどに関連して利用者がMetaのテクノロジー上で行うアクティビティ
  • 年齢、性別、所在地などの利用者層データ
  • 使用するモバイルデバイスとネットワークの接続速度

広告セットのオーディエンス設定 > 詳細ターゲット設定より設定することができます。

検索欄にターゲットに設定したいようなワードを入力すると関連するようなターゲットの一覧が表示されるので、そこから選択するようなイメージです。

右側の「参照」という部分をクリックするとターゲティング一覧が表示されますのでそこから選ぶことも可能です。

また、ターゲティングをいくつか選択したうえで、「おすすめ」をクリックすることで関連するようなターゲットを自動的に表示することもできます。

非常に多くの項目があり、また項目は定期的にアップデートされますのですべてを把握することは不可能です。

ターゲティングによっては非常にニッチなものもあり、オーディエンスの数が少なくなってしまう場合もあるので注意が必要です。

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスは、一度自社サイトに訪れているようなユーザーや、自社の持つ顧客情報と類似したユーザーなどを自由に組み合わせて作成できるようなターゲティングです。

下記のデータを基カスタムオーディエンスを作成することができ、そこから類似という形で広げることも可能というイメージ

  • ウェブサイトを訪問したユーザー
  • 自社の顧客データ
  • リード獲得フォームに入力したユーザー
  • Facebookページに反応したユーザー
  • Instagramアカウントに反応したユーザー
  • 動画に反応したユーザー

一度どこかで接点を持ったユーザー、またはその類似ユーザーなので成果が見込まれます。

カスタムオーディエンスは、広告マネージャーの「オーディエンス」から作成することが可能です。

Instagram広告のターゲティングで重要なポイント

Instagram広告を運用する際に気をつけなければいけないポイントが下記の2つ

  • ターゲットを絞りすぎない
  • ターゲティング以外の設定や改善もしっかりと行う

これらを順番に解説していきます。

ターゲットを絞りすぎない

Instagram広告ではたくさんの種類のターゲティングを利用することができます。

しかしターゲティングというのはすればするほど、配信されるターゲットが絞られていくものです。

Instagram広告を配信できるMeta広告は広告配信における機械学習に優れており、自動で最適なターゲットを特定して広告の配信先を修正していきます。

大げさに言えばターゲット設定はしなくても徐々にターゲティングの精度が上がっていくようなイメージです。

Meta広告の配信ではデモグラフィックのターゲティングのみ行い、それ以外は何も設定しないような「ブロード配信」という形での配信もよく行われますし、成果が出ることも多いです。

Meta広告はブロード配信にしてもリマーケティング広告のように自社のWebサイトの訪問したユーザーをベースにしたオーディエンス選択の動きを取ることで知られています。

これはこちら都合のターゲティングによりオーディエンスを絞ることにより機械学習の幅を狭めてしまわないようにしているようなイメージです。

ターゲティングをたくさんして狭い範囲にピンポイントで出したいという考えは分かるのですが、Meta広告においてはそのような考え方が相性が悪くなる傾向にあります。

とはいえターゲティングをして成果が良くなることももちろんあるので、複数のターゲティングによる広告を同時に配信して成果の判断をするということも一つの手です。

ターゲティング以外の設定や改善もしっかりと行う

Instagram広告の実施において、ターゲティングの設定はもちろん成果に関わり大事なのですが、それ以外にも下記に挙げられるような重要な要素がたくさんあります。

  • 配信面
  • クリエイティブの訴求
  • クリエイティブのフォーマット(画像・動画・カルーセル)
  • LP
  • コンバージョン設定
  • タグ設定

成果が悪いからと言って、絶対にターゲティングが悪いというわけではありません。むしろターゲティングは最適なものの、それ以外の要素がボトルネックになっていることもあります。

さらにどちらかというとクリエイティブやLPの方がボトルネックになっていることが多いです。

また、コンバージョン設定やタグ周りの設定がうまくできていないとったことも考えられます。

Meta広告において、ターゲティングは一要素ですので、ターゲティングだけに集中しないように全体で最適化していくようなイメージで運用できるのが理想ですね。

Instagram広告のターゲティング | まとめ

本記事ではInstagram広告ターゲティングについて、種類や気をつけるポイントをご紹介しました。

ターゲティングは成果にも大きく関わるポイントですので、ぜひ本記事の内容を理解したうえでInstagram広告運用に取り組んでいただければと思います。

本記事の内容で質問や他に気になること・また今運用しているInstagram広告について疑問点等がございましたら、ぜひ弊社の無料相談をご利用ください。

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