リスティング広告代理店の選び方 | 費用や注意点をまとめて解説

リスティング広告の運用では、正しい知識やノウハウを持っている代理店に依頼をすることで、始めから効率よくリスティング広告を運用していくことができます。

とはいえリスティング広告の代理店は非常に多く、優良な会社もありますがそうでない場合も多くあります。

本記事では、本当に良いリスティング広告代理店の選び方を紹介しています。

今後、リスティングを依頼する際、もしくは今依頼している代理店の良し悪しを判断できるようにぜひご覧いただければと思います。

Web集客に課題を感じている方へ

お客様のサービス・業種・ご状況にあわせて最適な施策をご提案いたします。

サービス詳細資料を確認

お悩みをお聞かせください

目次

良いリスティング広告代理店とは「お客様の成果を考えている会社」

結論、良いリスティング広告代理店とは、広告主(お客様)の成果・利益を軸に考えている会社です。

多くの会社において、リスティング広告に限らずウェブ広告を出す理由は、自社の利益を上げるためです。

その目的を達成するべく、パートナーとして共に伴走してくれて成果や利益を出す手助けをしてくれることが代理店側のあるべき姿ではないでしょうか。

代理店側の中には、例えば、自社の利益を上げるために本来であれば不必要な施策を提案したり、そもそも成果を出せない(出そうと考えていない)会社もあります。

そういった点から、弊社では、広告主の成果・利益を最重要視し、本当に必要な施策を提案・実行してくれる会社が良い代理店と考えております。

マクロな視点で言えば、広告主の成果・利益を軸に考えられる会社が良い代理店ではあるのですが、ミクロな視点だと下記のような特徴が挙げられます。

CPOまで追って費用対効果を報告している

リスティング広告において成果を出す上で重要な指標が「CPO」です。

「CPA」ではなく「CPO」です。

CPA(Cost Per Acquisition)
→Web上で測定できる行動(お問い合わせ など)にいくら掛かったのかという指標

CPO(Cost Per Order)
→実際の申し込みにいくら掛かったのかという指標

つまり、Web上で図れる指標だけの単価ではなく、実際の申し込みまでを追って効果を測ることが大切ということです。

そのためには、広告媒体の管理画面だけを見るだけではなく、CRM等の顧客管理データ見て、流入経路ごとのCPOを算出する必要があります。

それを元に今後の施策を考えることで、より解像度の高い数値で議論をすることが可能になります。

逆にCPOを測っていないということは、そのリスティング広告が本当に成果が出ているのかが不明ということになってしまいます。

弊社では実際の申込状況までお客様にヒアリングしたりCRMの権限をいただきCPOまで追うことを徹底しております。

このあたりの効果検証を徹底的に行なっているかどうかはリスティング広告の代理店を選ぶ上で重要です。

本当の課題を見出してくれる

  • リスティングを出すのが本当に正解なのか?
  • 集客の課題は?

と、リスティング広告を出す前提ではなく、その手前の話をしてくれるかどうかということです。

本当の課題は、広告運用ではなく、サイトやLPかもしれないし、もしかすると営業であったり社内の体制かもしれない…

その辺りの話をしてくれるかどうかは重要視しましょう。

事業として利益・売上を上げるために集客を行うので、担当者が同じ目線で話ができるかどうかはリスティング広告の運用を任せる上で非常に重要です。そういった意味で施策に囚われずにいかに事業の成果を上げていくという話ができるかを見極めたいところですね。

自社のサービス/商材の理解に勤しんでくれる

広告主のサービスや商材を理解することは、成果を出すために重要な部分です。
業界のビジネスモデルはもちろん、用語であったり広告主独自の仕組みであったりを理解する必要があります。

もちろんターゲットの理解も重要なのですが、サービス・商材も理解していないと今後の施策が提案できないし、スムーズなコミュニケーションもとれません。

成果が出るかどうかに大きくかかわる部分なので自社のサービス・商材を理解してくれようとしているかというところはぜひ重視したいところです。

レスポンスが早い

リスティング広告で成果を上げていくにあたって、代理店のレスポンスの早さは非常に大切です。

もちろん代理店側のレスポンスの早さも大切ですが、レスポンスが遅かったり社内調整に時間がかかる広告主は成果に繋がりにくいことがあります。

当たり前のことですが、弊社は、仕事をしていくうえでレスポンスを含めてコミュニケーション面は重要と考えております。

意外とレスポンスを重視していない(返信が遅い)代理店は多いので、注意しましょう。

リスティング広告代理店に依頼できることを大きく2つに分けて紹介

リスティング広告の運用全般

リスティング広告の代理店に依頼をできることは主には3つ

  • リスティング広告の開始準備(アカウント設定・広告文作成・キーワード設定)
  • リスティング広告の運用・改善
    • 広告テキスト・キーワードの調整
    • 広告改善提案 など
  • リスティング広告の効果測定・レポート作成

基本的にはリスティング広告のことはまるっとお任せできるという認識で問題はないです。

ただし、代理店にすべて丸投げするようなやり方だと成果が出ないことも多いです。

エンドユーザーのこと・商材のことを一番分かっているのは事業会社の方々ですので、代理店と協力して集客に取り組む意識が大切になってきます。

その他の部分

代理店には、広告の飛び先であるLPやディスプレイ広告を行う際のクリエイティブの作成なども依頼できることが多いですが、そちらに関しては別途費用がかかることがほとんどです。

LPやクリエイティブの改善提案はされることが多いですが、そこから実際の制作に移る際には別途見積もりが発生します。

また、会社によってサービスの範囲は異なりますが、例えば弊社の場合はリスティング広告の運用に限らず、集客全般の部分のご提案などもサービス内で行います。

会社によってはリスティング広告運用の最低限の部分しかやらないこともありますし、そもそもリスティング広告以外のノウハウがなく集客全般のお話はできないといったこともあります。

依頼する代理店がどこまで対応できるのかは事前に確認するようにしましょう。

リスティング広告代理店に依頼した場合の費用は「初期費用+運用額の20%」

リスティング広告代理店に依頼するための手数料は、多くの場合「初期費用+運用額の20%」。

  • 広告費50万円/月の場合:手数料 → 10万円/月
  • 広告費100万円/月の場合:手数料 → 20万円/月

広告費が上がるほど、代理店に支払う手数料も高くなります。

広告費が高いと出稿する媒体が多くなるなど、工数が増えるためこのような料金形態を採用しているところが多いです。

とはいえ、代理店によっては下記のような内容で契約するところもありますので、事前の確認は必須です。

  • 手数料が10〜15%と比較的安い
  • 初期費用を取らない
  • 手数料が固定
  • 成果報酬で行う

高いから悪い・安いから良いではなく、サービス内容に見合った金額なのかを判断するようにしましょう。

運用額の平均額は20万円/月

代理店を利用する際の月々の運用額の平均は20万円ほどです。

代理店によっては、最低の手数料を設けている会社も多いので、ある程度の運用額がないと手数料的に損をすることもありますのでその点は確認するようにしましょう。

運用額は会社で

運用代行手数料がかかってでもリスティング広告代理店に依頼するメリット

リスティング広告代理店に依頼するには、運用代行手数料がかかります。

手数料を払ってでもリスティング広告代理店に依頼する価値は何があるのでしょうか。

大きく2点ほどありますので、下記で詳しく説明します。

リスティング広告に関するノウハウを持った状態でWeb広告施策を実施できる

リスティング広告の実施には、知識と経験が必要です。

何も分からないままリスティング広告を始めることは困難ですし、調べながら始められたとしても分析が不十分だったり、設定にミスがあれば、あまり効果が出ずに広告費を無駄にしてしまうかもしれません。

また、リスティングの設定には、Webのタグなどの知識も必要ですので、すべて正しく設定をして始めるのはかなりハードルが高いです。

その点、代理店に依頼することで、そのあたりのノウハウを持って手助けしてくれたり、実際の設定をしてくれます。

継続的に運用もしてくれますので、ノウハウが無くてもリスティング広告を続けて成果を追い求めることが可能になります。

リソースの削減に繋がる

また、リスティング広告の実施には、かなりのリソースがかかります。

特に慣れないうちは日々の業務の片手間にできるものではないです。

慣れていても業務をしながらのリスティング広告の運用ではおろそかになっていまう部分も発生しうるでしょう。

なのでリスティング広告運用の部分はアウトソースして、適宜代理店とも相談しながら進めることで、マーケティング全体を効率よく進めることができるのではないでしょうか。

たとえばリスティング広告の運用者を雇うのに、月50万円かかるとします。月50万円は月250万円の広告出稿と同じ手数料です。(運用代行手数料が20%の場合)

それ以下の広告費であれば、運用者を雇用するよりも安く依頼できるという考え方もできます。

もちろん一例なので、実際の金額の部分は各会社様で異なると思いますが、専任の運用者を雇うよりも安く済むばありますし、その運用者が辞めてしまうリスクなども回避することができます。

手数料を無駄だと考えず、マーケティングを効率的に進めるための費用として考えると代理店に依頼するのもひとつの手段だと考えられますね。

リスティング広告代理店を選ぶ際の注意点をチェック

リスティング広告の代理店を選ぶ際の、注意点をまとめました。

これらに注意することで、代理店選びに失敗する確率を限りなく減らすことが可能です。

Web専業の広告代理店に依頼する

総合の広告代理店だとお客様の成果をあまり重視していないことや運用自体はパートナーに外注していることもあったり、制作会社だとそもそも運用の知識がないことがある

広告アカウントを開示している代理店を選ぶ

毎月のレポートのみの報告で、実際の広告アカウントを開示しない会社もあります。どのような運用をしているのかが確認できなくなってしまいますので、広告アカウントの開示をしてくれるかどうかは確認するようにしましょう。

担当者が信頼できるか

正直に言うと同じ代理店でも担当によってスキルはピンキリ なので、担当者の見極めを行いたいところです。
担当者と直接コミュニケーションが取れるか ・担当がコロコロ変わらないか ・担当者にWeb集客全体の知識があるかなどはチェックするようにしましょう。

手数料と対応範囲を確認する

代行手数料の範囲でどこまでやってくれるかを確認しましょう。

  • 運用代行以外に代行手数料でどこまでやってくれるか
  • 別途費用がかかる内容があるか

このあたりは確認しておきたい 安く済ませればいいというわけでもないですが、代理店によっては媒体が増えるごとに手数料がかかったり、打ち合わせに費用を取るといったところもあるので要注意です。

繰り返しにはなりますが、自社の利益ではなく広告主の成果を軸にして考えてくれる代理店・担当者を選ぶことが大切です。

信頼できるリスティング広告代理店の探し方を紹介

ここまで、リスティング広告代理店の選び方や選ぶ際の注意点を解説しました。

ただ、これらを全部満たしているような代理店を選ぶのは非常に難しいですし、そもそも一度契約をして対応を見ないと分からないことも多くあります。

ここでは、リスティング広告の代理店を探す際に、事前に確認できるような項目をまとめました。

ブログ等で情報発信をしている

リスティング広告やウェブマーケティング全般に関する技術やノウハウについての発信をしているところはしっかりしている会社であることが多いです。

依頼しようと思っている代理店のホームページにブログのような形で情報発信をしているかどうかは確認するようにしましょう。

実績を公開している

リスティングの代理店にはクライアントも公開しながら、どのような施策を行い、どのような数値が出たかまで実績として公開してることがあります。

このような代理店は、自社の運用に自信があるところが多いです。

クライアントの満足度なども確認することができるので、実績を公開しているかどうかは一つの指標にするとよいでしょう。

成果を重視すると記載がある

繰り返しにはなりますが、良いリスティング広告代理店とは広告主(お客様)の成果・利益を軸に考えている会社です。

そのため、成果を重視しているといった内容や、成果を出すためにどのような仕組みを作っているのかがサービスページに記載がある会社は広告主の成果を軸として考えていることが分かります。

ここまで挙げた内容を満たしているからといって必ずしも良い代理店ではないのですが、やみくもに探すよりは圧倒的に効率は良いです。

リスティング広告代理店に依頼する前に行うべきことは4つ

「リスティング広告の代理店に依頼をしたいけど、どんな準備をすればいいのか分からない」という方に向けて、リスティング広告の運用依頼時にやっておくべき準備を下記にまとめました。

  • 課題・目的の確認
    • 現状どのような課題があり、どんな目的でリスティング広告を開始したいのかをまとめておくと打ち合わせがスムーズになります。
      そもそも今のフェーズでリスティング広告が適しているのかという手前の部分の話や、運用していくとしたらどのようなやり方を取っていくのかという具体的なお話ができるようになります。
  • 広告予算の確認
    • リスティング広告を配信するとしたら、どのくらいの予算を考えているのかは事前に確認しておくと良いでしょう。
      予算によってはやれることが変わってきたり、リスティング広告以外の施策を実施するほうが効率がよいという話にもなることがあります。
  • 一次情報の準備
    • 代理店側が事業会社側に一番聞きたいことは、「一次情報」つまりエンドユーザーの声です。
      アンケートや口コミなどの情報があると代理店としては運用に対する解像度が高まり、結果よりよい成果を目指せる可能性が高くなります。
  • ランディングページの有無の確認
    • リスティング広告の配信で使えるようなランディングページがあるのかどうかはまとめておくと良いでしょう。
      なければ作成に時間と費用がかかりますし、あるとしても改善点をピックアップして修正する必要があるなど、事前の準備が必要となる場合が多いですので、効率よく配信を進めるために準備をしておくことをおすすめします。

リスティング広告代理店に関するよくある質問

広告アカウントの開示はしてもらえる?

広告アカウントの開示が可能かどうかは会社によります。

  • 権限を渡して自由に見られる
  • 別のレポートツールなどを通して自由に見られる
  • 月1のレポートのみの提示

上記のような様々なパターンがありますので、依頼をしようと考えている会社がどのような方式を取っているのかを事前に確認することおをおすすめします。

リスティング広告代理店を変えることはできる?

可能です。

ただし、広告アカウントの移行ができるかどうかは前の代理店次第になります。

新たに広告アカウントを作成しリスティング広告を始めることもできるのですが、学習データが活用できないため成果が出るまで時間がかかることがございます。

良いリスティング広告代理店の選び方 | まとめ

リスティングを始めとするウェブ広告の代理店選びは非常に大切です。

成果を重視し、良きパートナーになるような代理店を選ぶことで、事業の拡大に繋がります。

弊社では成果を最重要視し、リスティング広告に限らずウェブマーケティング全体を支援することを得意としていますので、ウェブ集客に課題を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

目次