リスティング広告の始め方と成果を上げる方法

リスティング広告では、基本的には自分でも簡単に始めれます。

とはいえ、正しい始め方や準備をしないと成果がうまくでません。

リスティング広告を出すからには成果を出すことが求められますので、本記事で「成果の出るリスティング広告の正しい始め方」を解説します。

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目次

リスティング広告とは | 検索したユーザーその場で狙える唯一の広告

リスティング広告は数あるWeb広告の中でも、成果が出る可能性の高い広告です。

リスティング広告の特徴は下記の4つ。

  • 検索エンジンの検索結果に掲載される
  • キーワードを指定し掲載
  • クリックされたら料金が発生
  • テキストベースのフォーマット

こちらの記事でリスティング広告について詳しく解説しております。

リスティング広告は自分で始められるのか

リスティング広告は、数あるWeb広告の中でも、一番オーソドックスなメニューです。

  • 顕在層が狙えるためすぐに成果が出やすい
  • バナーを用意する必要がない

などの理由から、一番最初に始めるWeb広告として最適です。

また、リスティング広告は誰でも簡単に自分で始めることができます。

とはいえ、リスティング広告は間違った始め方をしてしまうとうまく成果がでません。

リスティング広告に限らず、Web広告の設定は煩雑で設定項目も多く、設定ができていなかったり、設定漏れをしてしまうことが多く見られます。

また、広告を配信する前の段階で、下記のような分析をしていないと成果の出る広告文を考えることができません。

  • 自身のビジネスで扱う商材に対する分析
  • 競合の分析
  • ターゲットとなる人の分析など

必ずしもそうではないですが、リスティング広告を配信するということは成果を求めることが多いと思いますので、ぜひ今回の記事でリスティング広告の正しい始め方を学んでいただければと思います。

リスティング広告を始める前の準備

リスティング広告を効果的に始めるためには、しっかりと事前準備をしておくことが大切です。

まずはじめに、明確な広告目的を設定しましょう。「商品の売上アップ」「お問い合わせ数の増加」「サイト訪問者の獲得」など、何を達成したいのかを具体的に定めましょう。この目的によって、後のキーワード選定や広告文の方向性が大きく変わってきます。

次に、適切な予算計画を立てましょう。
リスティング広告は、クリック課金型の広告であるため、1日あたりの予算を設定する必要があります。

初めての場合は、少額からスタートし、効果を見ながら徐々に予算を調整していくことをおすすめします。
業界や競合状況によって適切な予算は異なりますが、テスト期間として最低でも2〜4週間は確保しましょう。

さらに、競合調査も予めしておきましょう。同業他社がどのようなキーワードでリスティング広告を出稿しているのか、どのような広告文を使用しているのかをチェックしましょう。これにより、差別化ポイントを見つけやすくなります。

それだけではなく、競合企業がどのようなオファーを使っているのかを確認しておくとさらによいです。
例えば申込みの特典でQUOカードをプレゼントしているところが多いのであれば、自社でも適用しないと問い合わせを獲得するうえで不利になることが分かります。
必ずしも競合に合わせる必要はありませんが、参考として知っておくに越したことはないですね。

最後に、成果指標(KPI)を事前に定めておくことも重要です。クリック率(CTR)、コンバージョン率、費用対効果(ROAS)など、何を基準に広告の成否を判断するかを明確にしておきましょう。これにより、後の改善活動がスムーズに進みます。

リスティング広告を始める前に用意するもの

まずは、リスティング広告を始めるの際に事前に準備しておくべきものを紹介します。

  • グーグル広告アカウント
  • GTM(Googleタグマネージャー):タグの管理
  • LP(ランディングページ):広告の流入先
  • CVポイントの整理
    • 申込みフォームの応募完了?
    • LINEの友達追加?
    • 電話?

CVポイントとは「Web上で計測できる成果のポイント」です。
単体でも複数あっても問題ありませんが、「クリック」「ページの表示」のどちらかをCVとすることが多いです。

例1:申し込みフォームの応募完了→申し込み完了後のサンクスページの表示
例2:LINEの友だち追加→LINEの友だち追加ボタンをクリック
例3:電話→電話番号のリンクをクリック

【4STEPで解説】自分でできる!成果の出るリスティング広告の正しい始め方

成果の出るリスティング広告の始め方を、4STEPで解説します。

STEP
分析・訴求整理
STEP
広告文作成
STEP
キーワード選定
STEP
アカウント設定

STEP1:【重要】分析・訴求整理

分析

リスティング広告を始める際に、まずは3C分析やクロスSWOT分析といったフレームワークを用い、自社や競合、顧客の分析を行います。

このような分析を行うことで、広告の解像度が上がり、どういった層に・どういった訴求をすればよいのかを正確に洗い出すことができます。

また、フレームワークを用いる以外にも、

  • 競合のサイトやLPの観察
  • ペルソナの設定
  • 顧客アンケートの分析
  • SNSで顧客の声を調べる
  • 実際に商品を使ってみる

など、面倒かもしれませんが色々なリサーチをしてみることで、良い広告文を考えることができるようになります。

訴求整理

分析ができたら訴求の整理をします。

リサーチで見えてきた情報から、

  • ターゲットのデモグラ
  • ターゲットのニーズ(必要性)・ウォンツ(具体的に欲しいもの)
  • 商材のベネフィット・USP

などを整理します。これらを整理し、メモしておくことで次の広告文の作成に役立ちます。

このようプロセスを踏むことで、いきなり広告文から考え始めるよりも圧倒的に成果に繋がる広告文が考えられるようになります。

STEP2:広告文作成

広告文の作成では、前のステップでまとめた訴求をリスティング広告で使用できる形に落とし込みます。

リスティング広告では、レスポンシブ広告という上記の見出しと説明文が複数羅列される形態が使われます。

リスティング広告では、「見出し」と「説明文」を用意する必要があり、ざっくり下記の仕様で広告文を作る必要があります。

見出し
  • 全角15文字
  • 15個登録可能
説明文
  • 全角45文字
  • 4個登録可能

※Google、Yahoo!で若干仕様が異なります。

上記の仕様を守った上で、下記のような点を意識して広告文を作成しましょう

  • 分析・訴求整理の内容を入れ込む
  • キーワードを含める
  • 数字を入れる
  • 様々な角度からの訴求をする
  • 実際に表示されたときの見た目を想像する

上記を意識した上で、できるだけ多くの広告文を設定する必要があります。
その上で、広告文ごとのパフォーマンスも見れますので、配信をしながら都度調節していくことも必要です。

STEP3:キーワード選定

次に、キーワード選定についてです。

リスティング広告のキーワードに関する基本的な考え方は下記をご覧ください。

キーワードについては、下記に分けてピックアップし設定することをおすすめします。

  • 指名キーワード
  • 一般キーワード
  • 除外キーワード

順に解説します。

指名キーワード

商品名やサービス名などです。
すでに商材を知っており、購買の直前に使われることが多いのが特徴です。

例:「アノマリージム 入会」「アノマリージム 価格」

リスティング広告で訴求する「商材の名前」「会社名」などを他の呼び方も含めピックアップしましょう。

後ほど、アカウント設定において指名キーワードのみのキャンペーンを作成します。

一般キーワード

一般キーワードは、指名キーワード以外のキーワードです。

とはいえ何でもよいわけではなく、成果に繋がるキーワードを選択する必要があります。
下記の記事で解説している、「成果に近いキーワード」ですね。

また、STEP1で行った分析から見えてくるようなキーワードも追加することもおすすめです。

検索意図を考えながら、ある程度幅広くキーワードを選定しましょう。

除外キーワード

指名キーワードと一般キーワードを選択するだけだと思わぬキーワードに配信されてしまうことが多々あります。

例えば、パーソナルジムが商材リスティング広告では、パーソナルジム関連のキーワードを多く指定したいはずです。
しかし、たとえ「パーソナルジム」と検索語句に入っていようが調べている目的が違う。もしくは違う可能性のあるキーワードもあるはずです。

例えば「パーソナルジム 経営」「パーソナルジム 始め方」などは、パーソナルジムに入会する可能性のあるお客様ではなく、パーソナルジムを経営したい側の検索語句になりますね。(「始め方」に関してはもしかしたら入会したい意図もあるかもしれないので検証する余地はありますが。)

そんなときに「経営」や「始め方」などを除外設定することによって、ノイズとなりうるキーワードを除外することができます。

STEP4:アカウント設定

アカウント設定については、重要なところをピックアップして解説します。

キャンペーン

キャンペーンは、広告アカウントの中で一番大きな単位です。
基本的には、「指名キーワード」と「一般キーワード」のキャンペーンを2つ作成します。

キャンペーンに対し、地域を設定することができますので、店舗型の商材や地域を限定して配信したいのであれば地域の指定を行いましょう。

地域を指定する際は、「目標」の項目で「所在地: 対象地域にいるユーザー、対象地域をよく訪れるユーザー」を指定しないと、その地域のことを調べているユーザーにも広告が表示されてしまうので注意しましょう。

広告グループ

広告グループは、キャンペーンの中で広告とキーワードを束ねる単位です。
1キャンペーンに対し、1広告グループにすることが多いです。

  • 「指名キーワード」のキャンペーンには「指名キーワード」の広告グループ
  • 「一般キーワード」のキャンペーンには「一般キーワード」の広告グループ

これらをそれぞれ作成しましょう。

また、広告グループにはオーディエンスを指定することができます。

オーディエンスは大きく分けて3つあります。

  • 年齢
  • 性別
  • 世帯収入

それぞれ広告プラットフォームが推測したデータから判断されているので、必ずしも正確ではないのですが、男性向けの商材であれば女性を除外するなどは可能です。

オーディエンスの設定では一度コンバージョンしたユーザーを除外したり、一度サイトを訪れているユーザーには積極的に広告を配信するなども可能です。

広告

広告の設定では、【STEP2:広告文作成】で作成した広告文を入稿しましょう。

また、リスティング広告には「広告表示オプション」というものを指定することができます。

例:電話番号表示オプション

https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000045056?language=ja

このように、電話番号表示オプションで電話番号を表示させたり、サイトリンクオプションで広告のリンク先とは異なるURLへのリンクを設置できたりします。

広告表示オプションは可能な限り設定したほうがよいとされていますので、積極的に設定することをおすすめします。

キーワード

キーワードの設定では【STEP3:キーワード選定】で選んだキーワードを設定しましょう。

キーワードごとに、リンク先を変えることもできますので、「特定のキーワードでは特定のページに飛ばしたい」ということがあれば、設定することができます。

本来であれば、リスティング広告を始める際は、キーワードごとに入札単価を設定することが多いのですが、説明が長くなってしまうため別記事で解説します。

リスティング広告は始めたあとの運用も大切

リスティング広告は始めるだけなら自分でもできますが、成果がでるかどうかは別問題です。

  • 日次チェック
  • 分析
  • 調整(予算・入札・ターゲット・広告文…等)
  • ランディングページの改善

正しい測定や改善をしながら日々成果を高めるための施策に取り組む必要があります。

リスティング広告を始める際のよくある失敗

リスティング広告を始めたばかりの方が陥りやすい失敗とその対策について解説します。

これらを事前に把握しておくことで、効率的な広告運用への近道となるでしょう。

キーワード選定

最も多い失敗の一つが、キーワード選定の誤りです。

広すぎるキーワードを設定すると、多くの無関係なクリックが発生し予算を無駄遣いすることになります。例えば、「パーソナルトレーニングジム」でリスティング広告を出す際に、単に「ジム」と設定するよりも「パーソナルトレーニングジム 格安 名古屋」のように具体的にすることで、確度の高いユーザーにリーチできます。

対策として、しっかりとキーワードと成約までの距離を把握すること、除外キーワードの活用を心がけましょう。また、検索クエリレポートを定期的にチェックし、不要なキーワードを除外リストに追加することで、徐々に精度を高めていけます。

予算が少なすぎる

予算を少なすぎる金額に設定すると、十分なデータが集まらず効果測定ができません。逆に多すぎると、効率が悪い状態で予算を消費してしまうリスクがあります。

対策としては、最初の2週間程度はテスト期間と位置づけ、少額からスタートして効果を見ながら調整することが重要です。業界によって適切なクリック単価は異なるため、競合状況も考慮した予算設定を心がけましょう。

広告文の惹きが弱い

クリック率が低い原因として多いのが、魅力的でない広告文です。ユーザーの興味を引くベネフィットが明確でなかったり、差別化ポイントが伝わらなかったりする広告文では成果が出にくくなります。

対策としては、しっかりと配信キーワードを広告文中にいれることで品質スコアを上げるとともに、ユーザーが自身にとって必要な情報であると認識させること。また、数字や具体的な事例を含めることで権威性や説得力が増します。

広告内容とランディングページの不一致

広告文とランディングページの内容が一致していないと、ユーザーが離脱してしまい、広告費が無駄になります。
例えば、極端ですが「初心者向けカメラ」の広告から専門的な高級カメラの商品ページに誘導すると、ユーザーのニーズとのミスマッチが生じます。

広告のキーワードと内容に合致したランディングページを用意することが重要です。広告で何を謳いたいのか、その広告から流入したユーザーは何を求めているのかをしっかりと考えてランディングページを用意することが大切です。

リスティング広告の始め方に関するよくある質問

リスティング広告を始める最低予算はいくらですか?

リスティング広告には厳密な最低予算の設定はありませんが、効果測定に必要なデータを集めるためには、業種や競合状況にもよりますが、最低でも日予算5,000円程度から始めることをおすすめします。

競争の激しい業界では、もう少し高めの予算設定が必要になるケースもあります。まずは少額でテストし、効果を見ながら予算を増やしていくのが賢明です。

Google広告とYahoo!広告、どちらから始めるべきですか?

初めての場合は、検索エンジンシェアの大きいGoogle広告から始めることをおすすめします。

ただし、特に50代以上のユーザーはYahoo!の利用者も多いため、予算に余裕があれば両方で出稿するのが理想的です。

まずはGoogle広告で基本的な運用ノウハウを身につけ、その後Yahoo!広告に展開していくという段階的なアプローチも効果的です。

リスティング広告の始め方と成果を上げる方法 | まとめ

リスティング広告は、検索行動を起点にしたWeb広告の中でも成果が出やすいメニューです。

正しい準備で正しく始めることで、成果が出る可能性が高いため、Web集客に力を入れる際はぜひとも実施したいところです。

自分で始めることもできますが、成果を出すには正しい始め方を理解しておく必要があります。

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