「ウェブ広告分析ダッシュボード」テンプレートの使い方ガイドと事例

本記事では弊社で配布している「ウェブ広告分析ダッシュボード」テンプレートの使い方を解説します。

ウェブ広告の成果を把握・改善に繋げるのに非常に便利なツールですので、ぜひ無料でダウンロードしてお使いください。

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目次

ウェブ広告で成果を上げるためには要素の分解が必要

ウェブ広告の改善施策を考えるときには要素を分解して、どこがボトルネックになっているのかを考える必要があります。

例えばコンバージョン数を要素分解すると下記のようになります。

コンバージョン数クリック数 × CVR インプレッション数 × CTR × CVR

コンバージョン数が少ないときはコンバージョン数を上げる施策を考えるのではなく、「インプレッション数」「CTR」「CVR」を上げられるような施策をそれぞれ考えるイメージです。

さらにCVRは下記のように分けられます。

CVRフォーム遷移率 × フォーム通過率

さらにサイトによっては複数のフォームによる複数のCVポイントがありますので、一概にCVRといってもどのCVポイントの割合が大きいのかは分かりません。

このように、「ウェブ広告の成果を改善する」という言葉は解像度が低く、具体的にどの数字を改善するべきなのかは要素を分解しないと分からないことが多いのです。

逆に要素を分解してボトルネックを見つけることができれば、その部分だけに集中して改善施策を考案・実施することができるので効率よく成果を改善することができるようになります。

弊社で配布している「ウェブ広告分析ダッシュボード」は、そんな「要素の分解」を重視して作成したツールです。

「ウェブ広告分析ダッシュボード」の使い方

広告経由の重要数値を把握する

「ウェブ広告分析ダッシュボード」では、コンバージョンまでのユーザーの流れを可視化できます。

  • セッション数
  • フォーム遷移数
  • フォーム通過数

が一目で分かるとともに、その割合まで表示されます。

最大3つのフォームと、全てのフォームの合計数値をビジュアル化することでボトルネックを見つけやすく設計しました。

キャンペーンのごとの数値を確認

媒体だけではなくキャンペーンごとの重要数値を把握することが可能です。

すべてGA4のデータなので、媒体に指標のズレなく判断できるため、媒体間の予算調整などに利用することが可能です。

コンバージョンごとの数値を確認

コンバージョンを分けながら、媒体・キャンペーンごとの数値を確認することも可能です。

コンバージョンごとに成果の良い媒体が異なることがありますので、
成果がいい媒体だと思っていたが、「実はあまり重要ではないコンバージョン」が多かった。ということの検証に使えます。

「ウェブ広告分析ダッシュボード」で成果を伸ばした事例

お客様より、「サイトをリニューアルしたのに売上が下がってしまった」と相談を受けたときのお話です。

広告管理画面上では違和感が見つけられなかったため「ウェブ広告分析ダッシュボード」を使用してボトルネックを探したところ、下記のような要因と改善点を見つけることができました。

  • リニューアルにより「サイト→フォーム」への遷移率が上がっていたがフォームの入力項目が増えておりフォーム通過率が下がっていた
    • ⇒EFO(フォーム最適化)によりフォーム通過率の改善
  • 全体で見るとフォームの遷移率が上がっていたが、収益性の高いフォームへの遷移率が従来より低くなっていた
    • ⇒収益性の高いフォームへのCTAを目立たせ費用対効果を改善
  • 広告管理画面上の成果が良く予算を上げていたキャンペーンが、収益性の低いコンバージョンばかり付いており収益に寄与していなかった
    • ⇒キャンペーン間の予算アロケーションを行い効率を改善

もちろん、「ウェブ広告分析ダッシュボード」を使わなくても様々なデータを照らし合わせて時間を掛ければ分かることもあれば、サイトをよく観察することで分かるようなこともあります。

ですが、ダッシュボードを使うことで一目で問題が発見できるのと同時に、数値で判断をすることができるようになります。

このような事例がありますので、ぜひテンプレートをお使いいただければと思います。

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