インスタ広告にかかる費用は?相場や予算の決め方を解説

「インスタ広告を出してみたいけど、いったいいくらかかるの?」
「少ない予算でも効果が出せるの?」

インスタ広告の導入を検討している経営者や担当者の方は、このような疑問をお持ちではないでしょうか。

本記事では、初めてインスタ広告をはじめるときに、どれくらい費用を用意しておくのがいいのか、予算の目安の立て方を分かりやすく解説します。

Web集客に課題を感じている方へ

お客様のサービス・業種・ご状況にあわせて最適な施策をご提案いたします。

サービス詳細資料を確認

お悩みをお聞かせください

目次

インスタ広告の費用相場

企業がインスタ広告を初めて出稿する場合、費用のレンジで最も多いのは月額10万円~30万円ほどです。
1日の予算に換算すると3,000円~10,000円ほどになります。

なぜこの金額からスタートする企業が多いかというと、インスタ広告との相性を確かめられる最小限のコストであるためです。

インスタ広告は1日100円から出稿できますが、予算が少なすぎるとそもそもインスタ広告と自社サービスとの相性が良いのか分かるまでの時間が数か月かかってしまいます。

そのため月額10~30万円で開始していき、成果がよい場合は増額していく流れがおすすめです。

インスタ広告の4つの課金方式

インスタ広告では、主に下記の4種類の課金方法があります。

これらは配信の設定をする段階で選択することが出来ます。
キャンペーンの目的によって選択できる課金方式は異なるため、注意が必要です。

インスタ広告のメリット

インスタ広告には他の広告媒体と比較して、いくつかの明確なメリットがあります。

費用対効果の高い広告運用を実現するためにも、まずはこれらのメリットを理解しておきましょう。

精度の高いターゲティング

Instagram広告の最大の強みは、非常に精度の高いターゲティングが可能な点です。Metaのデータ基盤を活用し、ユーザーの年齢、性別、地域はもちろん、興味関心、行動履歴なども含めた詳細なターゲティングが可能です。

例えば、「東京在住の25-34歳の女性で、美容に関心があり、過去30日以内に化粧品を購入した人」といった具体的な条件でターゲティングできます。このような精度の高いターゲティングにより、広告の無駄打ちを減らし、効率的な運用が可能になります。

ビジュアル訴求の強さ

Instagram自体がビジュアルコンテンツに特化したSNSであるため、視覚的に魅力的な広告クリエイティブが効果を発揮します。特に、ファッション、美容、食品、旅行など、ビジュアル訴求が重要な業界との相性が抜群です。

高品質な写真や動画を使うことで、ユーザーの興味を引き、ブランドイメージを効果的に伝えられます。一般投稿との親和性も高いため、ユーザーに自然に受け入れられやすいという特徴もあります。

若年層へのリーチ力

Instagramは特に10代後半から30代前半の若年層に人気のあるプラットフォームです。2025年時点で、日本国内の月間利用者数は3,300万人を超え、特に20代の約8割が利用しているとされています。

若年層をターゲットにしたマーケティングを展開したい企業にとって、Instagram広告は非常に効果的な手段となります。他の媒体ではリーチしづらい若年層に効率的にアプローチできる点は大きなメリットです。

インスタ広告のデメリット

広告審査の厳格さ

インスタ広告はMeta(旧Facebook)のポリシーに基づく広告審査が行われます。医療、金融、アルコール、ダイエット関連など、多くの業種で広告表現に制限があり、審査基準は定期的に変更・厳格化される傾向にあります。

広告審査に通らず、予定していた広告配信が遅れるリスクがあります。特に表現の自由度が求められるキャンペーンや、規制の厳しい業界では、広告審査を見越した余裕のあるスケジュール設定が必要です。

検索意図がないユーザーへの広告配信

インスタ広告の大きな特徴は、ユーザーが能動的に検索しているわけではないタイミングで広告が表示される点です。リスティング広告とは異なり、ユーザーは特定の情報を求めてアクティブに検索しているわけではありません。

このため、ユーザーの購買意欲が低い段階での広告配信となりがちで、すぐに成約に結びつかないケースが多くなります。特に即時の成約を求める商材や高単価商材では、検索意図がないユーザーへの広告配信は課題となる場合があります。

インスタ広告の費用対効果を改善する方法

インスタ広告は出稿して終わりではなく、定期的な見直しが必要です。

インスタ広告の改善方法は大きく分けて4つの項目に分けて考えることができます。それぞれの項目を改善することで費用対効果も改善することが可能です。

全体設計

広告文・ターゲティング・アカウントの細かい設定ではなく、それ以前の計測や事前分析の部分をチェックします。

全体設計はインスタ広告全体の礎であり、この部分が甘いと特に成果が繋がりづらいため、整理することが大切です。

  • どのような商材なのか
  • どのようなターゲットなのか
  • 競合他社はどのような訴求をしているのか

広告設定

広告管理画面上で、基本的な項目が正しく設定されているかチェックします。

インスタ広告をはじめとするWeb広告は、設定項目が多くヌケモレが発生しがちです。ひとつずつ見直して、適切な設定がされているかを確認する必要があります。

  • 正しくターゲットの設定ができているか
  • 正しく計測の設定ができているか
  • 正しく画像や広告文の設定ができているか

クリエイティブ(広告文・画像・動画)

広告文やビジュアルはユーザーが最初に目にする部分です。

訴求の見直しや、広告クリエイティブのチェックを行うことでCTRの改善を狙うことが可能です。

  • ターゲットに合ったコピーになっているか
  • クリエイティブの雰囲気はターゲットに合っているか
  • ユーザーにとってクリックするメリットはあるか

プロフィール・リンク先ページ

例えばWebサイトへリンクする場合、そのページの内容がその後の購買や問い合わせの行動に大きく影響を与えます。

またInstagramのプロフィールにリンクする場合、プロフィールの内容、投稿の内容がフォロー率に大きく影響を与えます。

それらが微妙なものになっていると、広告の成果に大きく悪い影響を及ぼしますので、リンク先の内容は徹底的に改善していくことが重要です。

インスタ広告を代理店に依頼する場合の費用相場

ここまでインスタ広告自体の費用について説明してきましたが、代理店に依頼する場合は広告費に加えて代行手数料がかかります。

代理店に依頼する際の手数料は、一般的に広告費の20%が相場です。

例えば、広告費が月30万円の場合、代行手数料はその20%にあたる6万円となります。つまり、月に36万円を支払うことで代理店に広告運用を委託することになります。

代理店によっては初期費用や最低手数料が設定されていることもあるので、依頼前に料金体系を確認することが重要です。

高いから悪い、安いから良いというわけではなく、サービス内容に見合った金額かどうかを判断することが大切です。

また、自分たちでインスタ広告を出せば広告費のみで済むのに、代行手数料を支払う価値があるのかと疑問に思うかもしれません。

確かに、広告配信費に加えて追加の費用が発生します。しかし、インスタ広告の運用には手間と時間がかかり、専門的な知識が必要です。

自社で行う場合、専属のスタッフでなくてもその分の人件費がかかり、効果的な設定ができず結果が出ないことも多いです。

成果を求めるのであれば、プロに依頼することも選択肢の一つとして考えておくことが大切です。

インスタ広告の費用に関するよくある質問

インスタ広告はスマホから配信する場合でも費用は同じ?

インスタ広告はスマホから配信することも可能です。

その際は簡易的な設定のみ行えるようなイメージですが、基本的には費用は変わらないと言えます。

自由に金額や期間を設定できます。

ただし、PCから配信する場合と異なり、詳細な設定ができません。

その詳細な設定によってクリック単価やインプレッション単価が微妙に変わる可能性も否めませんので、完全に同じではないことには注意が必要です。

インスタ広告の費用の支払い方法は?
  1. PayPal
  2. クレジットカード
  3. デビットカード
  4. オンライン銀行振込

インスタ広告の支払い方法は下記の4つから選べます。

インスタ広告の費用が消化されないときは?

インスタ広告を開始しても費用が消化されないときは、様々な原因が考えられます。

  • 支払い方法の設定ミス
  • クレジットカードの限度額
  • ターゲットが狭すぎる
  • 広告の審査に落ちている
  • 配信開始したばかりでまだクリックがされていない
  • 予算が少なすぎる

どうしても消化されないときはサポートに問い合わせることも検討しましょう。

インスタ広告は個人でも実施できる?

可能です。

配信するだけであればスマホからでも簡単に実施することができます。

まとめ

インスタ広告は、Web広告の中でもビジュアルコンテンツに特化しており、ユーザーの関心を引きやすいメニューです。

正しく改善を行って成果を高めるために、ぜひ本記事を参考にしてください。

とはいえ、Web広告はインスタ広告ひとつを取っても専門的な内容が多く、移り変わりも早いため自社で取り組んでいてもなかなか成果につながらないケースが多いです。

そのような企業様に向けて無料で現状の広告配信の診断も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

目次