リスティング広告とSEOではどちらが成果がでるのか | 違いと使い分け方を解説

  • 「リスティング広告とSEOの違いが分からない」
  • 「結局、リスティング広告とSEOはどちらを実施するべきなの?」

など、リスティング広告とSEOの違いについて疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

そこで本記事では

  • リスティング広告とSEOの概要
  • リスティング広告とSEOの6つの違い
  • リスティング広告とSEOのどちらを実施するべきか

を解説していきます。

本記事を読めば、リスティング広告とSEOの違いを理解した上で最適な選択ができるようになります。

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目次

リスティング広告とSEOはどちらも検索結果に表示される

リスティング広告とSEOはよく比べられます。簡単に2つの用語を解説すると下記のようになります。

リスティング広告

検索エンジンの検索結果に表示される広告。キーワードを指定して料金を支払うことで配信することが可能。

SEO

ウェブサイトの検索エンジンへの最適化。リスティング広告と比べたときに、自然検索の部分全体を指すこともある。

「検索をした際に、検索結果に表示される」というところまでは同じですが、枠が分かれているのがお分かりでしょうか。

スポンサーと書いてある上部の部分がリスティング広告の枠で、それ以外がSEOの枠になります。

ページの上部だけではなく、下部にもリスティング広告が表示されたり、2ページ以降に表示されることもあります。

リスティング広告もSEOもそれぞれ上位に表示されることで、ユーザーのクリックを誘発することができるため、狙ったキーワードで上位を狙うための施策を行うことが定石です。

とはいえ、上位を狙うための施策というのはリスティング広告とSEOでは全く違いますし、難易度も異なります。

リスティング広告とSEOは「検索結果に表示される」というところは同じですが、その特徴は大きく異なることを覚えておきましょう。

リスティング広告とSEOの6つの違い

リスティング広告とSEOの違いを5つの観点からまとめました。

順番に一つずつ解説していきます。

リスティング広告SEO
掲載位置SEOの上リスティング広告の下
費用クリックごとに課金クリックされても課金されない
ただし上位表示をするために記事作成コストがかかる
露出のコントロール不安定
ページの内容成果に特化したLPテキストベース・SEOを意識した内容    
時間すぐに表示年単位でかかることも
キーワードの広げやすさ広げると費用対効果が悪化広げやすい

掲載位置

リスティング広告SEO
掲載位置SEOの上リスティング広告の下

検索結果を見ると、SEOの上にリスティング広告が表示されていることが分かります。

上に表示されているリスティング広告の方が目立つため、露出の多さではリスティング広告が優るでしょう。

ですが、リスティング広告の枠には「広告」や「スポンサー」と書いてあるため、リテラシーが高い人はクリックしません

また、リスティング広告は入札次第でページの下部に掲載されることもあるため、一概にリスティング広告の方がクリックされやすいと考えるのは危険です。

費用

リスティング広告SEO
費用クリックごとに課金クリックされても課金されない
ただし上位表示をするために記事作成コストがかかる

リスティング広告は「広告」なので、掲載するのに費用がかかります。

厳密に言えば掲載するだけは費用はかからず、掲載後クリックされた段階で費用が発生することになります。

キーワードによりますが、1クリックに対して50円~1,000円の費用がかかります。

対してSEOはクリックされても料金は一切かかりません。

しかし、SEOで上位表示を目指す場合、記事を大量に作成しないといけない場合が多いです。

記事を作成するとなると、外部に依頼するなら外注費、内部に作成するとしても人件費がかかることになります。

費用の性質が違うため比べることができませんが、どちらも一定の料金がかかることを覚えておくとよいでしょう。

露出のコントロール

リスティング広告SEO
露出のコントロール不安定

リスティング広告は、Webの運用型広告の一種なので露出のコントロールが容易です。

誤解を恐れずに言えば、お金をかければかけるほど露出(頻度・順位)を増やすことができます。

とはいえ、キーワードの検索数は検索するユーザー数に依存するので露出に限界はあります。

一方SEOは、順位をコントロールするのが非常に難しいです。

そもそも順位を上げるのが難しいのもあるのですが、検索エンジンのアップデートにより短期的に順位が大きく変動することがあります。
もしSEO流入からの売上が多かった場合、アップデートにより売上は激減してしまうこともあります。

露出のコントロールという面で言えば、リスティング広告のほうが圧倒的に優秀です。

ページの内容

リスティング広告SEO
ページの内容成果に特化したLPテキストベース・SEOを意識した内容    

リスティング広告は、広告のクリック後、ランディングページ(LP)と呼ばれる主に縦長のページに遷移させることが多いです。

LPでは、コンテンツやデザインなどを自由に作ることができますので、内容にこだわることができます。

一方SEOではそうもいかず、テキストの内容がSEOの評価に大きくかかわるため、いわゆる「記事」のような形のページに遷移させることになります。

テキストベースかつSEOを意識した記事なので、商品を売り込むためというよりかは情報を提供するような記事になります。

ページの内容を自由に調整できるという点で、リスティング広告は成果が出しやすくなっています。

時間

リスティング広告SEO
時間すぐに表示年単位でかかることも

SEOは上位表示するまでにかなり時間がかかります。キーワードによっては1~2年かかったり、もしくは全く上がらないような難易度のものもあるのが現状です。

対してリスティング広告は配信を開始したその瞬間から、SEOよりも更に上の枠に掲載することが可能です。

クイックに表示してすぐに成果を目指せることはビジネスにおいてとても重要なことですのでリスティング広告は優秀と言えるでしょう。

キーワードの広げやすさ

リスティング広告SEO
キーワードの広げやすさ広げると費用対効果が悪化広げやすい

リスティング広告は、キーワードを指定して配信する広告です。

クリックごとに費用が発生するため、考え方として成果のでるキーワードのみに配信をしたいとなるはずです。
そうすることで費用対効果を高くするというイメージですね。

費用対効果よりも売上を重視する場合はキーワードを広げる施策を取る場合もあります。

逆にSEOでは、様々なキーワードを狙うことがセオリーです。
SEOはサイトとしての専門性が問われるため、一つのキーワードのみを狙ったところで上位表示ができないためです。

つまりリスティング広告ではキーワードを絞る動きを取ることが多く、SEOではキーワードを広げる動きを取ることが多いです。

また、リスティング広告でキーワードを広げてしまうと、LPが一つの場合訴求がずれることも想定されますが、SEOはそのキーワードに合った記事を制作することができるためキーワードを広げられると考えることもできますね。

キーワードを広げつつ、顕在層から潜在層の幅広い方にアプローチができるのがSEOの優れているところです。

リスティング広告とSEOはどちらを実施するべきなのか

結論、まずはリスティング広告から始めるのがよいと考えられます。

  • 成果が出るのが早い
  • SEOのテストにもなる
  • SEOほど工数が掛からない

というところで、リスティング広告がおすすめです。

リスティング広告は簡単に始められてすぐに成果が出る可能性があるところが大きいです。

逆にSEOは成果が出るまでに年単位の時間がかかり、じわじわと成果が出てくることが多いため、とりあえず始める。という選択には向いていません。

また、すでにリスティング広告やSEOを実施している場合はどうでしょうか。

その場合、基本的にはどちらも実施するのが理想です。

リスティング広告とSEOは対比して考えられることが多いですが、性質や大きく違うため、どちらが優れていると判断できるものではありません。商材のジャンルや事業がどのフェーズなのかにも大きく影響します。

リスティング広告とSEOはお互いに、取って代わるものではないというところが重要です。

どちらも実施することで、お互いのメリット・デメリットを補いながら検索結果でユーザーにアプローチすることができます。

リスティング広告とSEOに関するよくある質問

SEOと比べたリスティング広告のメリットを教えてください

短い時間で成果を目指せるところです。

リスティング広告はSEOとは違い、配信を開始すればすぐに広告が表示されるようになります。

またLPに力を入れることができるため、成果を最大化することが可能です。

リスティング広告と比べたSEOのメリットを教えてください

資産性があるというのが最大のメリットです。SEOはリスティング広告とは異なりクリックされても費用は発生しません。
記事を作成するのに費用や工数はかかるものの、上位表示し続けている間は無料でトラフィックを獲得することが可能です。

リスティング広告とSEO | まとめ

リスティング広告とSEOは検索しているユーザーにアプローチできるという点は同じですが、性質は大きく異なります。

一概にどちらを実施するべきか判断するのは難しいですが、それぞれの違いを把握することで、最適な施策を実施することが可能です。

バランス考えながらどちらも実施することで成果の最大化を目指せるとよいでしょう。

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