リスティング広告とディスプレイ広告4つの違い | どちらを実施するべきか

  • 「リスティング広告とディスプレイ広告の違いが分からない」
  • 「結局、リスティング広告とディスプレイ広告はどちらを実施するべきなの?」

など、リスティング広告とディスプレイ広告の違いについて疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

そこで本記事では

  • リスティング広告とディスプレイ広告の4つの違い
  • リスティング広告とディスプレイ広告のメリット・デメリット
  • リスティング広告とディスプレイ広告のどちらを実施するべきか

を解説していきます。

本記事を読めば、リスティング広告とディスプレイ広告の違いを理解した上で最適な選択ができるようになります。

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目次

リスティング広告とディスプレイ広告の違い

  • 掲載面
  • 形式
  • ターゲティング
  • 効果

リスティング広告とディスプレイ広告の違い 1.掲載面

リスティング広告とディスプレイ広告では、広告の表示される場所が異なります。

検索エンジンの検索結果に表示される

リスティング広告の掲載面

リスティング広告は検索結果に表示される広告です。

ユーザーがGoogleやYahoo!、Bingといった検索エンジンで調べ物をする際に、検索窓にキーワードを入力します。
そのキーワードに関連のある広告を、検索結果に表示することでユーザーにアプローチすることができるという仕組みです。

広告を出す側は、あらかじめキーワードの指定をすることでそのキーワードが検索された際の検索結果に広告を出すことが可能です。

ディスプレイ広告の掲載面

ディスプレイ広告は様々なサイトのあらゆる場所に表示される可能性がある広告です。

ディスプレイ広告を出す際は掲載場所を指定することもありますが、どちらかというとターゲットを定めて、そのターゲットが閲覧している場所であればどこも表示をするという設定の方をする方が多いです。

逆に、広告の成果を上げるために質の低い掲載面を除外して掲載場所を絞るという設定をすることは多いです。

リスティング広告とディスプレイ広告の違い 2.形式

リスティング広告とディスプレイ広告では、広告の表示形式が異なります。

テキストのみの形式

リスティング広告の形式

リスティング広告はテキストのみの形式です。

一部表示オプションでイメージ画像を表示させることはできますが、基本的にはテキストのみで表示されます。
そのため広告文の内容で広告の成果が大きく変わりますのでこだわる必要があります。

また、テキストのみで構成されるため、商材の仕様が変わり広告が変更になる際は少ない工数で変更可能です。

ディスプレイ広告の形式

ディスプレイ広告は画像がメインの形式です。
バナーと呼ばれる画像が大・小様々な形で表示され、それにプラスしてテキストが表示されることもあるという形です。

テキストのある広告はサイト内のコンテンツに紛れるような形で表示されるのも特徴です。

多くの場合、訴求やデザインを変えた複数パターンの画像を使い配信します。

サイズ・デザインなどを複数用意しなければいけないため、リスティング広告に比べると広告の準備に工数がかかることに注意しましょう。

リスティング広告とディスプレイ広告の違い 3.ターゲティング

リスティング広告とディスプレイ広告では、ターゲティングの方式が異なります。

基本ターゲティングをしないことが多い
検索をした人を狙うこと自体がターゲティング

リスティング広告のターゲティング

リスティング広告はターゲティングをするというよりも検索している人に表示をするという側面が大きいです。

検索しているユーザーは何かの課題を解決したいと思っていることが多いです。
検索キーワードからユーザーの課題や悩みを推測してそれに合う広告を表示するということで実質ターゲティングをしているという考え方です。

商材のターゲットが明確なときは性別や年齢等のターゲティングをすることはあります。

ディスプレイ広告のターゲティング

ディスプレイ広告はターゲティングをしないと、ありとあらゆる人・場所に広告が配信されてしまいますので、何らかのターゲティングをすることが多いです。

ディスプレイ広告で使われる主なターゲティングをまとめました。

リターゲティング

一度サイトに訪れたユーザーをターゲティングしてディスプレイ広告を表示する

デモグラフィックターゲティング

主に、性別・年齢を指定する。媒体によっては推定年収・家族構成・学歴・職業なども指定可能。

興味関心ターゲティング

特定の興味関心を指定する。媒体によって分かれ方が大きく異なる。

他にもたくさんのターゲティング方法がありますが、挙げたような基本的なターゲティングは覚えておくとよいでしょう。

リスティング広告とディスプレイ広告の違い 4.効果

上の様々な違いによって、広告としての効果も大きく異なります。

誤解を恐れずにいうと、リスティング広告の方が成果が出やすいです。
というのも、リスティングはその性質上、マーケティングファネルの下の方つまり「顕在層」のユーザーを狙えます。

一方、ディスプレイ広告では、リマーケティングという顕在層を狙えるターゲティングはあるものの、多くは「準顕在層」や「潜在層」を狙うことになります。

このような狙える層の違いから、費用対効果はリスティング広告の方がよくなります。

リスティング広告のメリット・デメリット

リスティング広告のメリットとデメリットをまとめました。

  • 顕在層のユーザーを狙える
  • SEOを無視して掲載できる
  • 必要なものが少ない

ディスプレイ広告のメリット・デメリット

リスティング広告のメリットとデメリットをまとめました。

  • リマーケティングができる
  • 配信ボリュームのコントロールがしやすい
  • ビジュアルで訴求ができる

リスティング広告とディスプレイ広告はどちらを実施するべきなのか

もちろん状況にもよりますが、どちらも実施するべき場合が多いです。

中でもリスティング広告とディスプレイ広告のリマーケティングは非常に優先度高く実施することが多いです。

一度サイトに訪れたユーザーをターゲティングしてディスプレイ広告を表示することをリマーケティングといいます。

リスティング広告とリマーケティング広告はマーケティングファネルの顕在層を狙える施策。
そのため、他の広告に比べて広告のクリック率やコンバージョン率が高くなり費用対効果が高くなります。

これらの効率のいいメニューを実施しない手はありません。かけられる予算が少ない場合はなおさらです。

ではリスティング広告とリマーケティングだけ実施すればいいのではないかという考えになるかもしれませんが、リスティング広告とリマーケティング広告は配信できる量に限りがあります。

詳細な説明は省きますが、下記のような依存関係があるため配信量のコントロールがほぼできません。

  • リスティング広告 ⇒ 指定したキーワードが検索される数に依存
  • リマーケティング広告 ⇒ サイトに訪れた人の数に依存

そのため、いくらクリック率やコンバージョン率を高めてもインプレッション数(広告の表示回数)に限りがあるため、成果の数(コンバージョン数)には限りがあります。

それを補うために、効率は多少落ちてしまうもののディスプレイ広告の他のターゲティングやFacebookなどのSNS広告を用いて配信をします。

リスティング広告とディスプレイ広告のどちらを実施するべきか考えるよりも、媒体に囚われずに効率よく成果を出すには何をすればいいかを考えることが大切です。

リスティング広告とディスプレイ広告に関するよくある質問

リスティング広告とディスプレイ広告の違いはなんですか

掲載面・形式・ターゲティング等が違います。そのため広告としての効果も変わりますので、何が違うというよりは全く別物として考える必要があります。

リスティング広告とディスプレイ広告でどちらが優先度高く実施するべきですか

非常に予算が少なく、仮にどちらかを選ばないといけないとしたらリスティング広告です。

リスティング広告の効果が高いのはもちろんですが、準備かかる時間と工数が少なく、広告文の訴求のテストも容易にできるためです。
リスティング広告でテストマーケティングのように訴求を試しながら、ユーザーに刺さるコピーや訴求を見つけ出すことができます。

リスティング広告がうまく回り始め、ある程度成果が出てきて、予算に余裕ができたらリマーケティングなどのディスプレイ広告に展開するよう流れが

リスティング広告とディスプレイ広告の違い | まとめ

リスティング広告は、Web広告の中でもユーザーが能動的に検索して行動しているため、効果が出やすいメニューです。

また、ディスプレイ広告は様々な工夫がしやすくクリエイティブ次第で大きく効果が変わるメニューです。

一概にどちらを実施するべきか判断するのは難しいですが、それぞれの違いを把握することで、最適な施策を実施することが可能です。

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