こんにちは!アノマリーマーケティングの編集部です。
弊社では愛知県の「留学生地域定着活躍促進事業(AICHI VALUE)」の取り組みで2026年9月9日・10日の2日間、2名の留学生を受け入れてインターンシップを実施しました。
今回は、実際に行ったインターンの内容と、参加した留学生2名および、プロジェクト担当者・副島へのインタビューをお届けします。
DAY 1
| 時間 | 実施内容 |
| 10:00~10:30 | 自己紹介 |
| 10:30~11:00 | 会社紹介、マーケティングとは |
| 11:00~11:30 | 社員から実際の案件の紹介 |
| 11:30~12:30 | ランチ |
| 12:30~14:30 | 3C分析 |
| 14:30~15:00 | 発表、フィードバック |
| 15:00~15:45 | WEB広告運用の説明 |
| 15:45~16:40 | バナーの作成、発表 |
| 16:40~17:00 | 振り返り会 |
DAY 2
| 時間 | 実施内容 |
| 10:00~10:15 | 企業選定 |
| 10:15~11:30 | 3C分析 |
| 11:30~12:30 | ランチ |
| 12:30~14:00 | 3C分析 |
| 14:00~15:30 | 広告配信プランの作成 |
| 15:30~16:00 | プレゼン資料の作成 |
| 16:00~16:40 | プレゼン |
| 16:40~17:00 | 振り返り会 |
留学生にインタビュー
2日間のインターンを終えた留学生の2人にインタビューを行い、どんな学びを得られたのかお聞きしました。
写真(左: リンさん 右: ラビンさん)

――まず、なぜインターン先としてアノマリーマーケティングを選んだのか教えてください。
リンさん:学校からAICHI VALUEのインターンシップ企業リストが配られ、私は経済学部でマーケティングに興味があったので、リストの中からアノマリーマーケティングを見つけました。マーケティングの会社が具体的にどんな仕事をして、どうやって売上を上げているのかを知りたくて応募しました。
会社名自体も少し変わっていて面白そうだと思ったのも理由の一つです。
ラビンさん:もともとマーケティングに興味があり、普段SNSやインターネットを使う中で、自分に合った広告が届く仕組み(Google検索結果に応じた広告など)に関心を持っていました。
会社について調べたとき、ただ広告を出すだけでなく、顧客の業務を理解した上でマーケティングを行う姿勢に惹かれて応募しました。
――実際に社員と話してみて、マーケティングのイメージは変わりましたか。
リンさん:最初は単に広告を出すだけだと思っていましたが、Google広告でクリックごとにどれくらいの費用がかかるのかなど、具体的な仕組みがはっきり分かりました。こんなに費用が掛かるとは思っていなかったです。
ラビンさん:広告をクリックすると料金が発生することや、サービスを利用したい人に届けるためのプロセスの重要性を知り、非常に学びの多い2日間になりました。
――今回行った業務の中で、一番印象に残っているものは何ですか。
ラビンさん:一番印象に残ったのも、苦戦したのも3C分析です。マーケティングの土台となる分析なので力を入れる必要がありますが、どんな情報を集めればよいか、集めた情報をどう整理すればよいかの判断が難しかったです。
サービスを利用したい人がどんな情報を求めているか仮説を立て、最も響きそうな情報に絞って埋めていく工夫をすることで、最終的に3C分析を完成できたと思います。
リンさん:私も情報の収集と整理に一番時間がかかりました。特に言語の壁があり、Webサイト上の難しい漢字を調べたり、AIを活用して文章を要約・整理したりするプロセスに時間がかかりました。
――3C分析と広告をやってみて、楽しかったポイントはありますか。
リンさん:情報を収集する時が楽しかったです。
難しかったのですが、知らない情報を知れるのが楽しくて。ベトナムから日本への渡航がめっちゃ増えていることや、LCCがたくさん出ていることも初めて知りました。今回、知らなかった会社を調べたことで、自分でも試しに旅行してみたいなと思いました。
ラビンさん:一番楽しかったのは、広告を出すということは誰かの悩みや課題を解決するものだという点です。人々がどういう課題や悩みを抱えていて、それにどうやって届けたらいいのかというプロセスがすごく楽しかったです。
――今後の生活やキャリアに今回のインターンの経験は活かせそうですか。
リンさん:マーケティングの科目も大学で取っているので、今回のインターンで学んだことを大学での知識と結びつけて活かせると思います。理論だけでは学べない実践を体験できたので、今後の参考になりそうです。
ラビンさん:分析することや、その情報をどう正確に活用するかは、大学だけでなく今後の社会人生活でも必要になるスキルだと思います。
また広告バナーを作る際、人の行動を促すような言葉づかいも非常に役立つと感じました。どう考えれば人の行動につながるのかを意識してバナーを作る経験を、また自分でも再現してみたいです。
リンさんが作成した3C分析の一部

ラビンさんが作成したプレゼンの一部

担当インタビュー
最後に今回のプロジェクトを進めた副島さんへのインタビューを行い、インターンを実施する上で意識したことをお聞きしました。
――今回の留学生の受け入れはなぜ実施したのですか。
副島:きっかけは、知り合いの会社に紹介してもらったことです。
何か深い意図があったわけではなく、興味があったので「とりあえずやってみようという精神」で申し込みました。笑
強いて言えば、こういうきっかけから学びがあることは経験的に知っていたので、特に迷わなかったですね。
あと名古屋にはマーケティング系の会社が少ないので、マーケティングを経験したい留学生のためにもなりそうだった、というのもあります。
――留学生を受け入れるにあたって、特に意識したことは何ですか。
副島:一番意識したのは、「留学生本人のゴールを達成してあげる」ことです。
2人ともキャリアを考える上で、自分がマーケティングに向いているのかを知りたいのでは?と考えました。
そこで座学的な研修をするのではなく、実際の案件を通して手を動かす実務の部分を多くして、就職後のイメージが湧くようなカリキュラムにしました。
実際、2人ともマーケティングやWeb広告に対する解像度が上がったようで良かったです。
――留学生から学んだことはありますか。
副島:1つは一緒に仕事をする上で、国籍はあまり関係ないということです。
もちろん日本語力の差はありますが、仕事する上で大事なのは、一緒に仕事を進めたいと思う人間性の部分が大きいと思っています。その上でリンさんもラビンさんも本当に素直で、自分から挨拶したり、話しかけたり、積極的に質問をしたりと、仕事の土台となる人間関係を構築する能力がとても高かったです。
比べる必要もないですが、日本人でも出来ない人はいるので、本当にいい意味で国籍は関係ないと感じました。結局はその人次第であると改めて実感しましたね。

もう1つは、AIのすごさと同時に限界も感じたことです。
AIがない時代なら、日本語が得意ではない留学生が広告文やバナーを作るのはほぼ不可能だったと思います。それがAIを駆使することによって、2人ともそのまま広告として使えそうなものを作っていました。これからその部分の仕事だけでいうと、AIで代替できてしまいますね。
反対にAIの限界を感じた部分でいうと、情報を集めるところまではいいのですが、そこから自分なりに解釈して戦略や戦術に落とし込む部分はAIを使っても実践で使えるレベルのアウトプットになるには、時間がかかるなと感じました。「このターゲットに対して、こういったメッセージを届けるべきです」と決めて、周りを説得するには、やはり経験やセンスが必要になってきます。
未経験かつ留学生の2人がAIを触っているのをみて、AIで出来ることと人間にしか出来ないことのラインの解像度が上がりましたね。
インターンを終えて
インターンを通して、留学生の2人だけでなく、私たち社員も多くの学びを得ることができました。2日間という短い期間ではありましたが、マーケティングの仕事を体験してもらう中で、少しでも何かを感じ取ってもらえたらという思いで受け入れました。最終日には2人から「楽しかった!」という最高の言葉をもらうことができました。この経験が、彼らの将来にとって少しでも力になれば嬉しく思います。

