LINE広告(LINEヤフー広告)のメリット・デメリットを徹底解説

「LINE広告は他のSNS広告と何が違う?」「出稿したけど効果がない…」と悩む担当者は少なくありません。

LINE広告は国内最大級のリーチを持つ一方で、商材や運用の仕方によって成果が大きく変わる媒体です。メリットだけを見て始めると、「思ったより反応がない」「CPAが合わない」という結果になりがちです。

この記事では、LINE広告の基本から、メリット・デメリット、「効果がない」と感じる原因と対策、他の広告との使い分けまでをまとめて解説します。出稿を検討中の方も、すでに運用中で伸び悩んでいる方も、判断材料としてお役立てください。

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目次

LINE広告とは

LINE広告とは、コミュニケーションアプリ「LINE」や関連サービス上に配信できる運用型広告です。トークリスト最上部、LINE NEWS、LINE VOOM、ウォレットなどの面に加え、提携アプリ(LINE広告ネットワーク)にも配信できます。

旧「LINE広告」は、2026年6月30日に新規アカウントの開設が停止され、10月26日に配信が終了しました。現在、LINEへの広告は「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」から出稿し、LINEに加えてYahoo! JAPANのサービスにも配信できます。本記事では、LINEに配信する広告を便宜上「LINE広告」と表記しています。

LINE広告の主な配信面

LINEヤフー株式会社は2026年1月29日、LINEの国内月間利用者数が1億ユーザーを突破した(2025年12月末時点)と発表しました。日本の人口の大半にリーチできる、国内最大のコミュニケーションプラットフォームです。

LINE広告のメリット

LINE広告の主なメリットは、次の6つです。

LINE広告の6つのメリット

メリット1|圧倒的なリーチ力

国内1億人規模の利用者がいるため、他のSNSでは届きにくい層にも配信できます。InstagramやTikTokを使わない層にも届くのはLINEならではの強みです。

こんな場合に向いている
  • 新商品・新サービスを短期間で広く知ってもらいたい
  • 他のSNS広告ではリーチが頭打ちになっている

メリット2|幅広い年齢層にアプローチできる

10代から60代以上まで、年齢に偏りが少ないのが特徴です。若年層向けの商材はもちろん、主婦層・シニア層向けの商材とも相性が良い媒体です。

こんな場合に向いている
  • 主婦層・40代以上・シニア層など、幅広い年代に届けたい
  • 家族向けや日用品など、年齢を問わない商材を扱っている

メリット3|普段SNSを使わない「潜在層」に届く

LINEは連絡手段として日常的に開かれるアプリです。情報収集目的でSNSを使わないユーザーにも、生活動線の中で自然に広告を届けられます。

こんな場合に向いている
  • InstagramやTikTokを使わない層にもアプローチしたい
  • 検索される前の「まだニーズに気づいていない層」を開拓したい

メリット4|友だち追加を広告で獲得できる

「友だち追加広告」を使えば、LINE公式アカウントの友だちを効率よく増やせます。獲得した友だちには継続的にメッセージを配信できるため、広告で一度接点を持ったユーザーを、リピーターやファンへ育成できます。

実際に、アパレルブランドの株式会社レリアンでは、LINE広告の友だち追加配信と類似配信を活用し、約1年で友だち数が約5万人増加しました。友だち追加1人あたりの単価は約40%下がって50円程度になり、LINE公式アカウント経由で商品を購入したユーザーも前年比で約1.5倍に伸びています。

広告で集めた友だちに継続してメッセージを届けることで、一度きりの接点で終わらせず、購入や来店につなげられるのがLINE広告ならではの強みです。

参考:友だち追加単価を40%削減し購入ユーザー1.5倍 LINE広告の運用代行で効果改善に成功したアパレルブランド|LINEヤフー for Business

メリット5|少額から始められる

最低出稿金額の縛りがなく、1日数百円〜数千円単位でテスト配信できます。まずは小さく試し、反応を見ながら予算を調整できるのも魅力です。

こんな場合に向いている
  • まずは少額でテストしてから本格出稿を判断したい
  • 広告予算が限られている中小企業・店舗ビジネス

メリット6|精度の高いターゲティング

年齢・性別・地域・興味関心などの基本ターゲティングに加え、類似配信やオーディエンス配信(ウェブサイト訪問者・顧客リストなど)も活用できます。

こんな場合に向いている
  • 自社サイトの訪問者や既存顧客にもう一度アプローチしたい
  • 優良顧客に似たユーザーへ配信を広げたい

LINE広告のデメリット

一方で、LINE広告には次のようなデメリットもあります。出稿前に把握しておきましょう。

LINE広告の5つのデメリット

デメリット1|審査が厳しい

LINE広告は審査基準が厳しく、業種や表現によっては出稿できない、もしくは審査落ちを繰り返すことがあります。誇大表現や薬機法に関わる表現には特に注意が必要です。

対策
  • 表現に迷ったら、出稿前に広告審査ガイドラインを確認する
  • 「必ず」「絶対」などの断定表現や、根拠のない数値を避ける
  • 審査落ちしたら理由を確認し、表現・LPを修正して再申請する

デメリット2|顕在層の刈り取りには向きにくい

検索広告のように「今まさに探している人」に表示する仕組みではないため、すぐに購入・申込みにつながるとは限りません。ニーズを喚起する設計が求められます。

対策
  • すぐの獲得はリスティング広告、ニーズ喚起はLINE広告と役割を分ける
  • 友だち追加を目的にし、メッセージ配信で購入までの検討を後押しする

デメリット3|クリエイティブの消耗が早い

同じユーザーに何度も表示されやすく、バナーや動画が飽きられるスピードが速い傾向にあります。定期的なクリエイティブの差し替えが欠かせません。

対策
  • 最初から複数パターンを用意してABテストを回す
  • CTRの低下を目安に、2〜4週間ごとに新しい素材へ差し替える

デメリット4|BtoB商材では成果が出にくい場合がある

LINEはプライベートで使われるアプリのため、法人向けの商材は反応が得にくいケースがあります。商材によっては他媒体を優先した方が効率的です。

対策
  • BtoBなら、まずはリスティング広告や他媒体を優先する
  • LINE広告を使う場合は、セミナー集客や資料請求など接点づくりに目的を絞る

デメリット5|運用ノウハウが必要

配信面・入札・ターゲティング・クリエイティブなど調整すべき要素が多く、管理画面の操作に慣れていないと、予算を消化するだけで終わってしまうこともあります。

対策
  • 最初は配信目的と見るべき指標(CPA・友だち追加単価など)を絞る
  • 社内にリソースがなければ、運用代行の活用も検討する

アノマリーマーケティングでは、最初のご相談・ご提案から広告運用まで、同じ専属コンサルタントが一気通貫で担当します。担当者が途中で変わらないため、商材やターゲットへの理解を深めたまま、スピーディーに改善を回せます。

「LINE広告は効果がない」と感じる5つの原因と対策

LINE広告を出稿して「効果がない」と感じる場合、主に次の5つの原因が考えられます。

LINE広告で効果がないと感じる5つの原因と対策

原因1|予算が少なすぎて、判断できない

「1週間配信したけど、ほとんど成果が出ない…」

少額すぎると、機械学習に必要なデータが貯まらず、配信が最適化されません。「効果がない」のではなく、「判断できるだけのデータがない」状態です。

対策
  • 学習が進む予算と期間(目安として2〜4週間)を確保する
  • その期間は設定を頻繁に変えず、データが貯まってから判断する

原因2|ターゲティングを絞りすぎている

「狙いたい層に絞ったのに、ほとんど表示されない…」

ターゲットを細かく絞り込みすぎると、配信ボリュームが出ず、単価も高騰しがちです。

対策
  • 最初はやや広めに設定し、自動ターゲティングも試す
  • 成果の良い年齢・地域・興味関心に少しずつ寄せていく

原因3|クリエイティブがLINEに合っていない

「クリックはされるけど、クリック率がかなり低い…」

他媒体のバナーをそのまま流用すると、LINEのユーザー層や配信面に合わず、クリック率が伸びないことがあります。

対策
  • 一目で何の広告かわかる画像・テキストにする
  • 生活者目線のわかりやすい訴求で、複数パターンをABテストする

原因4|遷移先(LP)とのミスマッチ

「クリックは多いのに、問い合わせにつながらない…」

広告の訴求とLPの内容がずれていると、クリックはされても離脱されてしまいます。

対策
  • 広告で伝えたメッセージを、LPのファーストビューで回収する
  • スマホでの見やすさ・読み込み速度を改善する

アノマリーマーケティングでは、広告の改善だけでなく、ランディングページ・サイトの改善提案まで含めて支援しています。広告とLPをセットで見直すことで、クリック後の離脱を減らし、成果につなげます。

原因5|成果の評価軸が合っていない

「検索広告に比べてCPAが高いから、LINE広告は効果がない…」

潜在層向けの媒体であるLINE広告を、検索広告と同じCPA基準だけで評価すると「効果がない」と判断されがちです。

対策
  • 友だち追加後のLTVや再購入率も含めて評価する
  • 指名検索の増加など、間接的な効果もあわせて確認する

アノマリーマーケティングでは、管理画面上のCV数だけで判断せず、実際の申込状況までお客様にヒアリングしたり、CRMの権限をいただいてCPO(受注1件あたりの費用)まで追うことを徹底しています。

他の広告との使い分け

LINE広告は「幅広い層への認知・興味喚起」と「友だち獲得によるナーチャリング」に強い媒体です。一方で、今すぐ購入したい層の獲得には検索広告、ビジュアル訴求重視ならInstagram、若年層ならTikTokなど、媒体ごとに得意分野があります。

目的向いている媒体
幅広い層への認知・友だち獲得LINE広告
今すぐ客の獲得リスティング広告
ビジュアル訴求・20〜30代女性Instagram広告
若年層への認知拡大TikTok広告

商材やターゲットに合わせて組み合わせることで、全体の成果を最大化できます。各SNS広告の特徴はこちらの記事で比較しています。

LINE広告の効果

LINE広告を適切に運用すると、次のような効果が期待できます。

  • 認知拡大:他のSNSでは届かない層も含め、短期間で多くのユーザーに接触できる
  • 友だち数の増加:公式アカウントの友だちを効率的に獲得し、配信リストを資産化できる
  • リピート・LTV向上:友だちへのメッセージ配信と組み合わせ、継続購入や来店につなげられる
  • 地域ビジネスの集客:エリアを絞った配信で、店舗の来店促進にも活用できる

特に「広告で友だちを獲得 → メッセージで育成 → 購入・来店」という流れを作れると、LINEならではの効果を発揮します。

LINE広告で成果を出す流れ

実際に出稿する手順は、こちらの記事で解説しています。

LINE広告のメリット・デメリットに関するよくある質問

LINE広告は終了したのですか?今から出稿できますか?

旧「LINE広告」は2026年10月26日に配信が終了しましたが、LINEへの広告出稿は今もできます。現在は「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」から出稿する形に統合されており、LINEに加えてYahoo! JAPANのサービスにも配信できます。

LINE広告はいくらから始められますか?少額でも効果は出ますか?

LINE広告には最低出稿金額がなく、1日数百円程度から始められます。ただし、予算が少なすぎると機械学習に必要なデータが貯まらず、正しく効果を判断できません。まずはテストに必要な予算を確保し、成果が見えてから拡大するのがおすすめです。

LINE広告に向いている業種・向いていないケースは?

幅広い年齢層を対象とするBtoC商材に向いています。たとえば、EC・通販、美容・健康、飲食店や美容室などの店舗ビジネス、アプリ、人材募集などは相性が良い業種です。

一方で、決裁者が限られるBtoB商材や、ごく専門的でターゲットが狭い商材は、LINE広告だけでは成果が出にくい傾向があります。また、審査基準が厳しいため、業種によっては出稿自体ができない場合もあります。

LINE広告は本当に効果がありますか?成果が出るまでの期間は?

商材とターゲットが合っていれば、LINE広告は認知拡大・友だち獲得・購入や来店の促進に効果を発揮します。国内1億人規模の利用者がいるため、他のSNSでは届かない層にも接触できるのが強みです。

成果が安定するまでの期間は、配信開始から1〜3か月程度が目安です。最初の2〜4週間は機械学習とテストの期間と考え、クリエイティブやターゲティングを改善しながら判断しましょう。

LINE広告でよくある失敗パターンは?

よくある失敗は「予算が少なすぎて学習が進まない」「ターゲティングを絞りすぎて配信が出ない」「他媒体のバナーを流用してクリックされない」「広告とLPの訴求がずれている」「検索広告と同じCPA基準だけで判断してしまう」の5つです。

いずれも原因を切り分けて改善すれば、成果が上向く可能性があります。詳しくは本記事の「効果がない」と感じる原因と対策を参考にしてください。

LINE広告はどうやって始めればいいですか?

LINE広告は、管理画面「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」でアカウントを開設し、支払い方法の設定、広告アカウントの審査、キャンペーン・広告の作成、広告の審査を経て配信を開始します。

アカウントや広告の審査には時間がかかることがあるため、配信したい日から逆算して余裕を持って準備しましょう。

代理店に依頼する場合、アノマリーマーケティングではお問い合わせから広告配信開始まで、最短2週間〜1か月が目安です。

LINE広告は自社運用と代理店、どちらがいいですか?

社内に広告運用の経験者がいて、日々の分析・改善に時間を割けるなら自社運用でも問題ありません。

一方で、「運用担当者がいない」「審査落ちを繰り返している」「成果が伸び悩んでいる」場合は、代理店に依頼するのがおすすめです。運用手数料はかかりますが、媒体ごとのノウハウを活かして、立ち上げから改善までのスピードを上げられます。

参考までに、アノマリーマーケティングのLINE広告運用代行は、運用代行手数料が広告費の20%(下限10万円/月)、初期費用10万円、最低契約期間3か月です。初期費用には、ヒアリング・3C分析などの調査、アカウント構築、計測タグやレポートの設定が含まれます。

LINE広告とInstagram広告・リスティング広告、どれを優先すべきですか?

「今すぐ購入・申込みしたい人」を獲得したいならリスティング広告、写真や動画で世界観を伝えたいならInstagram広告、幅広い年齢層への認知や友だち獲得を狙うならLINE広告を優先するのが基本です。

予算に余裕がない場合は、まず顕在層を狙えるリスティング広告で成果を固め、その後にLINE広告で潜在層へ広げていく進め方もあります。商材やターゲットに合わせて組み合わせるのが効果的です。

LINE広告で審査落ちやアカウント停止になることはありますか?

あります。LINE広告は審査が厳しく、誇大表現や根拠のない効果効能の表記、薬機法・景品表示法に抵触するおそれのある表現、規約に沿わない遷移先などは審査落ちの原因になります。

審査落ちを繰り返したり、ポリシー違反が重なったりすると、アカウントの利用が制限・停止されるリスクもあります。出稿前に広告審査ガイドラインを確認し、表現やLPの内容を事前にチェックしておきましょう。

まとめ

LINE広告は、国内1億人規模のリーチと幅広い年齢層への配信、友だち獲得による長期的な関係づくりができる強力な広告媒体です。一方で、審査の厳しさやクリエイティブの消耗、運用ノウハウの必要性といったデメリットもあります。

「効果がない」と感じる場合の多くは、予算・ターゲティング・クリエイティブ・LP・評価軸のいずれかに原因があります。媒体の特性を理解した上で、正しく運用・改善していくことが成果への近道です。

アノマリーマーケティングでは、専属のコンサルタントが戦略策定から運用改善まで一気通貫で担当し、広告だけでなくLPや体制面の課題にも向き合いながら成果を追求します。

「自社でLINE広告を運用するリソースがない」「出稿しているが成果が伸びない」という方は、ぜひプロにご相談ください。

この記事を書いた人

小田 峻のアバター 小田 峻 代表取締役

アノマリーマーケティング株式会社の代表です。業界歴は10年以上。クライアントの理解を何よりも大事にしており、より多くのお客様の成果に貢献できるように奮闘中です。好きなものはWebマーケティング・スポーツ観戦・散歩・グルメ。Web集客に関するお悩みがあればお気軽にご相談ください!

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